93年のMTVアンプラグド・ライヴでの演奏を収録したもの。
リリースは94年11月で、カートはすでにこの世を去っていた。
アンプラグドは言葉どおりプラグなしでアコギで演奏される。
ノイズがない分、曲のメロディが際立っていてデイヴのコーラスも見事だ。
ただし、デヴィッド・ボウイの”世界に魂を売った男”のカヴァーではディストーションを使用している。
その他Meat Puppetsなどのカヴァーも披露、クリスがアコーディオンを弾いている曲もある。
アコースティックなNirvanaならこの一枚、というよりこれしかない。
純粋なオリジナル・フル・アルバムではないが新境地を開拓した1枚といってもよいのではないか。
「この先」が永遠に聞けないのは本当に残念だ。