2009年にリリースされた、新ヴォーカリストであるウィリアム・デュヴァールと製作したアルバム。
1曲目のAll Secrets Knownの歌詞はレイン時代を振り切って、再び前進しようという意思の表れだろうか?
サウンドはジェリーのソロアルバムの延長上にあるといって良いと思う。
アルバムごとに多少の違いはあるが、ジェリーが製作した曲はバンド名義ソロ名義だろうとジェリーらしさに溢れている。
ジェリーのリードヴォーカルが目立つが、ウィリアム・デュヴァールも良いヴォーカリストだ。
収録曲の質は非常に高く、このアルバムは概ね高評価を得ている。
今できることを全力で取り組んだ結果だと思うし、これ以上のアルバムを望むのは酷だ。
だが、やはり「物足りなさ」を感じてしまう人もいるし、再結成Alice In Chainsを認めたがらないファンも少なからず存在する。
個人的には複雑な思いが交錯しているが、バンド名を変えるのがベストな選択だと思う。