93年のメジャーデビューアルバム。
日本の音楽雑誌ではグランジという言葉と共に紹介されていた記憶がある。
概要で述べた”Dry”という曲はこのアルバムに収録されている。
1stに続いて「脚を舐めてちょうだい」だの「あなたは蛇、私の脚を這って行く」という描写が話題になった。
音楽性は、曲のテンポが遅くなり、強弱をつけたりと1stとは一味違う。
エネルギッシュに突っ走っていた1stと比べると、立ち止まってじっくりと自分を見つめているような印象を受ける。
プロデューサーにはスティーヴ・アルビニを起用。
理由は彼が録音したPixiesのアルバムが気に入っていたから。
サウンドはアルビニらしく乾いていて尖った感じだが、ヴォーカルを埋もれさせてしまった仕上がりには賛否両論。
なので歌を重視したい人にはこのアルバムのデモ音源集である4-Track Demos(裏・リッド・オブ・ミー)をオススメしたい。
ただし収録曲はオリジナル盤と一部異なる。