Butthole Surfers / Weird Revolutionの紹介

2001年作。1998年にAfter the Astronautというアルバムをリリースする計画があったがキャピタルに拒否されてしまったため、それらに収録される予定だった曲の大半は今作に収録されている。

ハードロックをベースとし、前作で垣間見せたエレクトロやラップ・ヒップホップを全面的に押し出したものとなった。またインドで録音してきたという東洋の民族音楽を連想させる音も使用されている。

このアルバムに影響している部分でいうと、確かにここ数年間で新しくて最も面白いものはエレクトロニック・ミュージックとDJサブ・カルチャーから出てきていると思う。

しかも状況が80年代初頭のパンク・ロック/ハードコア・シーンと似ていると思うんだ。非常にアンダーグラウンドな音楽であって、専門のレコード店に行かないと手に入れることができないし、アンダーグラウンドな雑誌やファンジンを読まないと知識も得られない。

ライヴに行く前にいろいろ勉強して準備しないといけない上、そうしないとそういう音楽が存在しているということさえもわからない。昔のパンク・ロック時代を思い出させてくれる。

(キング・コフィー / クロスビート2001年11月号)

当時席巻していたラップメタルに共通点こそあれ悪いアルバムだとは思えないが非常にハードでポップなため、このバンド特有の奇妙で理解不可能なサイケデリアが感じられないのが残念だ。同じことを繰り返さず進化しようという姿勢は素晴らしいと思うのだが。

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