95年作。
ジョン脱退後のギタリストは最終的に元Jane’s Addictionのデイヴ・ナヴァロに落ち着き、彼とともに制作された。
最もインパクトがあるのはWarped、Deep Kick、Coffee Shop、One Big Mob、One Hot Minute、Shallow Be Thy Gameなどのラウドでへヴィな曲だ。
特にCoffee Shopは90年代へヴィネスを大きく意識していると思う。
他にもメルヘンチックなAeroplane、メロディが良いMy FriendとTearjeker、従来のレッチリを連想させるさせるWalkaboutとFalling Into Grace、フリーのベース弾き語りのPeaなどアイデアだが、全体的に空虚感が漂っていて、過去にも未来にもないレッチリとしては異色のアルバムとなった。
海外ではよくわからないが、当時の日本のメディアでは大絶賛され年間ベストアルバムにも挙げられていた。
しかし後に本人たちが良い作品だと思っていない旨の発言したり、デイヴとはケミストリーが生まれなかったなどと振り返ったり、ジョン復帰後のレッチリの快進撃などがこのアルバムの評価を落としてしまった。
個人的には良いアルバムだと思うし、現場ではいろいろあったようだが音楽だけを聞く限りではデイヴと相性が悪かったとは思えない。