91年の5thアルバム。
最高傑作といわれることが多く、素晴らしい曲ばかり収録されているのでこれから聞いて欲しい。
以前のアルバムと比べて勢いや疾走感、衝動性などは後退したがアイデアが豊富になった。
クリーンでコーラスを聞かせたギターサウンドが印象的なThe Power Of Equality、リズミカルなカッティングを駆使したIf You Have To Ask、おかしなリズムとアコギが特徴のBreaking The Girl、Suck My kissやGive It Awayのようなファンキーな曲、バラード風なUnder The Bridgeなど、バラエティ豊かな曲群には驚かされる。
黒人に対する差別問題や同性愛とエイズを歌ったと思われる曲や、その他社会批判と思われる曲も増え、このバンドのルーツの根源にはパンクがあるのだと感じさせる。
80年代から90年代にかけてクロスオーバーと呼ばれたバンドのアルバムの中でも最高峰で捨て曲なしの歴史に残る大名盤だ。