2001年作。
前作で垣間見せた実験的な部分は消え失せ、明らかに打ち込みだとわかるようなドラムの音は減った。
90年代に築いてきた王道R.E.M.路線にシンセサイザーを織り交ぜた音楽性で、前作が好きになれなかったファンも納得するだろう。
このアルバムの最大の特徴はメロディアスなこと。
だが甘すぎるメロディが逆に仇となっていると感じるのは私だけだろうか?
今作のR.E.M.らしい壮大なサウンドと甘いメロディという組み合わせは、Automatic for the Peopleのような説得力はなく、大げさすぎると感じてしまう。
あからさまな売れ線だとは思わないが、メインストリームという言葉が頭に浮かんできて、何回も聞く気が起きない。
The LiftingやImitation of Lifeは良い曲だと思うが・・・。