R.E.M. / Out of Timeの紹介

1991年にリリースされたR.E.M.の代表作の一つ。

個人的にはこれが最高傑作だと思うし、初心者にもおススメしたい。

歪んだエレキギターをメインのビッグサウンドをアリーナ級のライヴ会場で鳴らし続けてきた反動からそういう要素が排除され、フォークロックと呼ぶにふさわしいサウンドになった。

ギタリストのピーター・バックが得意とするアルペジオ奏法を土台にピアノやオルガン、バイオリンやチェロ、サックスやクラリネットなど様々な楽器が使用されている。

歌詞は政治的なメッセージから距離を置いている。

Radio Song、Near Wild Heaven、Endgame、Half a World Awayなど名曲が多数収録されているが、やはり特筆すべきはバンド史上屈指の名曲Losing My Religionだろう。

ピーターのマンドリンが印象的なこの曲は大ヒットを記録しMTVのビデオミュージックアワードを受賞。

Shiny Happy Peopleも人気の高い曲だが、この曲の馬鹿らしさはメンバーも自覚している。

「たまにはバカバカしいことをするのも良いが、この曲がバンドの代表曲だとは思われたくない」とのこと。

Losing My Religionの大ヒットもあり、ツアーをやらないにもかかわらずアルバムの売り上げは1000万枚を超え、R.E.M.を「そこそこ知られていたポップスターから真のセレブ」へと押し上げた。

Out of Time
Warner Brothers
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