2007年作。
予想外にも全曲ラップなしのインストゥルメンタル・アルバムとしてリリースされた。
しかも再び自ら楽器を手に取り、ファンクをベースにパンク、ニューウェーヴ、ジャズ、ブラジル音楽をブレンドしたようなものなので、世間でいうところのヒップホップとはかけ離れた作品となった。
元気あふれるというよりは、椅子に座ってじっくり楽しめる大人の音楽といったところ。
Ill Communication収録のSabrosaやFutterman’s Ruleのような必殺チューンは収録されていないものの、十二分に楽しめるアルバムだ。
2007年のサウンドにしては、音圧が低くダイナミックレンジを重視した音質なのも素晴らしい。