Beck (ベック)

Beck 28曲 (You Tube)

Beck (ベック)の概要

Nirvana以降のオルタナ・シーンで最重要人物の一人。

芸術家アル・ハンセンの孫であるベックが曲をリリースし始めたのは93年頃で、94年のLoserの大ヒットにより注目を集めた。

ブルース、カウントリーを下敷きに多種多様な音楽を独自のインスピレーションで、芸術的エゴに走って難解な曲を作るのではなく、ポップ化するという音楽性によりオルタナを代表する一人となった。

詳しくはカート死後のUSオルタナ3大バンドを読んで欲しが、彼が取り入れる音楽はあまりにも多種多様で真似不可能。

ベックをオルタナティヴと呼ぶのに疑問を抱く人も多いようだが、当時は真新しい音楽だったからだ。

オルタナティヴとは?を参考にして欲しい。

80年代の音楽は大っ嫌いだった。

そこにNirvanaとかが登場して音楽に個性とインスピレーションを呼び戻したんだよ。
お陰で、(91年に書いた)Loserは当時見向きもされなかったのに、(93年にリリースされた時)世に迎え入れられた。

ただ、そこには気の抜けないムードが漂っていたんだよね。

僕が感じたのは、土壌が整ったわけだから今度は笑おうよ、新しい音楽を鳴らそうよ、80年代のゴミが一掃されたスペースで何か新しいことをしよう、ってことなんだ。

ベック Buzz Vol.18 January 2000から引用

また、オモチャ箱のようなアルバムの後には、アコギ主体のアルバムをリリースするという商業性を無視したインディを連想させる活動、「ロー・ファイ」、「宅録」、「ルーツ音楽への回帰」といった言葉を連想させる音楽性によるところもオルタナといわれる所以。

ベック以前は、オルタナ=ノイジーなギターという雰囲気だったが、それは見事に崩れ去った。

Beck自身は、「90年代オルタナムーヴメントには片足を突っ込んだ状態で、自分自身はWhite Stripesのような00年代のバンドに共感している」と発言したこともある。

96年のアルバムOdelyで大成功を収めた後も良作を発表していったが、ニュー・メタルに存在感を消された感がある。

しかし音楽シーンの流行り廃りなど気にせず、常にマイペースで現在も活動中。

関連リンク

Beck (ベック)のアルバム紹介

おすすめアルバム

まずはBeckの評価を決定的にしたOdelayを聴いていただきたい。

静なるアルバムならSea Changeがベスト。

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