2011年にリリースされた最終作。
ポップでハードという前作の延長線上にあるようなアルバムだが、今作の方がフォークな曲が多くそれが良いアクセントになっている。
1曲目のDiscovererがDocumentの1曲目のFinest Worksongに似ているためか、全体的な印象でもDocumentを思い出してしまう。
R.E.M.史上ベスト5に入るアルバムだとかOut Of Time以来の自信作だというメンバーの自画自賛もあるが、個人的には彼らの傑作と呼ばれているアルバムを一通り聞いて気に入ったなら次はこのアルバムをお勧めしたい。
最後の曲Blueではメンバーの原点ともいえるパティ・スミスと共演した素晴らしい曲だ。
リリースから約6か月後に解散を表明し、最後に傑作を作り上げたという充実感のもと、30年以上にも及ぶバンドの歴史に幕を閉じた。