最近の言葉は難しいなあと思う今日この頃です。
どや顔とか中二病なんて今年に入ってはじめて知りました。
もう齢なんですよw
Wikipediaの中二病には「洋楽を聞きはじめる。」とか「流行に流されずマイナー路線を好み、他人とは違う特別な存在であろうとする。別にサブカルが好きなわけではなく、他人と違う趣味の自分は格好いいと思い込んでいる。」とか書いてあります。
じゃあオルタナティヴ(反主流)が好きな人は中二だw
まあそういう青臭い反逆心がロックからなくなったら終わりだと思いますけどね。
SNOOZERは妄想的な深読み記事とわかりにくい文章に疲れて購読するのをやめていたんですが、久しぶりに買いました。
「洋楽文化絶滅カウントダウン」というのに釣られました。
まだ熟読したといえるほど深くは読んでいないんですが。
snoozer (スヌーザー) 2010年 12月号 amazon.co.jp
タナソウさんは「釣り」だと書いていましたが、そもそも洋楽って本当に不況なんでしょうか?
こういう場合は数字を見るのが手っ取り早いです。
リンク先は、リンクしたときは一報しろと書いてあったので面倒だからURL紹介。
一般社団法人 日本レコード協会|各種統計 過去10年のオーディオレコード総生産量
ttp://www.riaj.or.jp/data/aud_rec/aud_q.html
これを見ると確かに2007年から急に減っています。
2007年って何か大きな出来事があったかなあ?
サブプライムローンでしょうか?
ただ、邦楽も減っているんですよね。
邦楽と洋楽の比率は10年前と大きく変わっていないとも思います。
洋楽不況じゃなくて海外ロック不況、海外インディ不況の間違いじゃないかとも思ったり。
まあオーディオレコード総生産数量にはデジタル配信分が含まれているのかわかりません。
「洋楽文化絶滅カウントダウン」では業界の方が洋楽不況だと感じていると見受けられましたし。
それに数字だけでは理解できない部分もあります。
例えば違法ダウンロードで聞いているとか、youtubeからmp3化するとかねw
カネを払って聞いていなくても、気に入っていればライヴには行くだろうということで、音楽興行市場の調査結果を探したんですが見つかりませんでした。
ttp://kyushu.yomiuri.co.jp/news-spe/20090507-606401/news/20090702-OYS1T00586.htm
こういう記事を読むと洋楽不況なのかなあとは思います。
ただ、ライヴ市場は相変わらず景気が良いような話も聞くんですよねえ。
フジロックもサマソニも相変わらずそれなりの動員数ですし。
まあ私が聞くようなバンドは、昔と比べてZEPPやCoastといった2000人ぐらい入る会場でのライヴが減り、より小さい会場でのライヴが増えたとの印象を受けます。
だから、結局のところ洋楽不況なのかどうかはよくわかりません。
数字化できない要素には文化としての洋楽の力が落ちたとの分析があります。
これもどうなんですかねえ。
まあいろいろ検索すると、若者の洋楽離れが囁かれているようです。
Snoozerの「洋楽文化絶滅カウントダウン」は面白かったんですが、残念なのは座談会の出席者の最低年齢が28歳だったこと。
10代とは言いませんが、せめて20代前半の方がいれば良かったと思います。
いつの時代も言えることですが、今どきの若い人たちが何を考えているかなんて大人にはわからないわけで。
俺も齢を取ったなあと実感してしまいますw
だから最近の若者の中では洋楽離れが進んでいるのかなんて、現役の若者が良く知っているわけです。
私なんかよりこのブログを読んで下さっている10代の皆さんの方がよくご存知なはずです。
まあ私の世代でも洋楽は少数派でしたけどね。
学校のクラスの中でも10人もいなかったですよ。
ちょうどミス●ルが売れ始めた時期だったんで、どいつもこいつもミ●チルでしたよw
まあ私は洋楽というよりもメタル野郎だったんで、ホイ●トニーヒュース●ンを聞いていた人も馬鹿にしていた記憶がw
私の周囲では、簡単に言えばJPop対メタルだったかなあ。
メタルはクラスで超少数でしたよ。
1人だけブラックミュージック派がいたかなあ。
そこには中二な部分があったことは否定できません。
もちろん最初からメタル派だったわけじゃないですよ。
一番最初に買ったCDはCHAGE and ASKAのベストアルバムだったかなあ?
日本のヒットチャート系から始まって中学生の頃「バツ日本」にハマってハードでうるさいけど良いなあと思っていたところ、学校の誰かが海外のメヴィメタルを聞き始めて、衝撃を受けてメタル野郎になったってわけです。
「洋楽文化絶滅カウントダウン」でもちらほら名前が出ていたボン・ジ●ヴィとかエ●ロ・ス●スとか、今は商業バンドとしか思えませんが入門としては良いのかなあと思います。
最近でそれに当たるのはポッ●パン●とかエ●でしょうか?
NirvanaやPearl Jamなどの有名なオルタナ系はメタルと平行して聞いていましたが、中堅以下のオルタナバンドを聞いていた人はいませんでした。
Pavementなんて誰も聞いていませんでしたよ。
Sonic Youthは市立図書館で借りて聞いて不思議な音だと思った記憶がありますけど。
私が本格的にオルタナに入れ込んだのは都内の大学に通うことになってからですかねえ。
田舎と都心じゃあ事情が違いますしね。
メタルは田舎の象徴だったのかもw
大学には本当に色んな音楽を聞く人がいましたから。
私の音楽遍歴ストーリーはこんな感じですけど、最近の若い人はどうなんですかね?
まあ文化としての洋楽なんて難しすぎて私にはよくわかりません。
脳みそが退化して考えるのが面倒でw
最後に面白かった記事を紹介して今日は終わりです。
音楽ジャーナリスト沢田太陽さんのブログから
僕が「日本人の洋楽離れ」を感じた瞬間~その1 1980年代後半
僕が「日本人の洋楽離れ」を感じた瞬間~その2 1990年代後半
僕が「日本人の洋楽離れ」を感じた瞬間~その3 2000年代後半
コメント
こんばんは。先月、三十路の仲間入りを果たした冴えないオッサンですw
どや顔は聞いたことありましたが(意味は知りません)、中二病はこちらで初めて知りました。
自分は中二病予備軍といったところですね。世間でいうところのマイナー系を聴くことも多くなってますし。
Hyottokoさんからも影響を受けていると思います(NINやBright Eyesはこちらのサイトがきっかけで好きになったので)。
最近J-Popアレルギーになりつつありますw
おかげでコンビニとかに入るのも苦痛が伴います(苦笑)
こんにちは。私は高校の時に洋楽にハマり、J-popはクソだと思っていました。「他の奴が知らない音楽聴いてる俺ってカッコいい!」と完全に自分に酔っておりましたね。大学生の今でも邦楽は聴きませんが、以前と理由は少し異なり、ただ単に自分の好きな音を出してくれるアーティストが存在しないからです。
あと、大学では軽音楽部を除いて洋楽を聴いている人は少数派みたいです。20人くらいのクラスで僕以外誰もジミヘンやニルヴァーナやレディオヘッドを知らないといった体たらくでしたよ。
なんかまとまりのない文で失礼しました。
>blackearthenemyさん
どや顔も中二病も結構前からある言葉のようです。
テレビはあんまり見ないし、ネットも限られたサイトしか見ないんで、最近まで知りませんでした。
ひょっとして中二病という言葉が定着したのが原因で若者の洋楽離れが始まったのかもしれませんね。
影響力の強そうなWikipediaで、中二病の症例に「洋楽を聞き始める。」とか書いてありますから、洋楽を聞くと馬鹿にされると考える若者が増えたのかもしれませんw
>kruppaさん
kruppaさんのお話を聞くと、昔とあんまり変わっていないのかな?って気がします。
洋楽の中でも、ロック以外の大衆ポップはどうなんですかねえ。
BeyonceとかLady GaGaとかAvril Lavigneなんかは女子に人気あるってイメージですけど、洋邦問わず音楽自体が聞かれていないのかなあとも想像してしまいます。
JPopを聞く人でも、昔はカラオケが今よりも繁盛していたこともあり、最近のヒットソングを知らないのは時代遅れでダサいことって雰囲気がありましたけど、今はそんなことないんですかねえ。
なるほど~。
ようやくなぜ自分がマイノリティなのか分かりました(笑)
分かったからってマジョリティに路線変更はもうできないですけどね。
自分の周りに音楽趣味の合う人間は数えるほどしかおらず。
でもライブなんか行くと、「あ、ぼくってひとりじゃないんだ」って新鮮な驚きがあったり(笑)
でも、結局、そこら中に散らばっている点がたまたま集まっただけの微々たるものなんですね…
どうしようもないので、地道に啓蒙活動しながら自分路線を突き進もうと心に決めました。
自分が洋楽を聴きはじめたきっかけは中二病が発症したからだと思います。もちろん今は違いますけどねw
ただ今でもjpopを聴く気にはなりませんね。
理由は曲がどうこうよりも音のアタック感が強すぎてうるさいからです。個人的にはBlack flagを聴く方が落ち着きます。
>gaseさん
音楽趣味の合う人間は数えるほどしかいないとか、その辺の事情も昔とは変わっていないですね。
ただ、マイノリティな人が減ってきているのかもしれません。
洋楽不況が本当なのか良くわからなくなってきましたw
>HMHさん
みんな聴きはじめは同じような理由だと思いますよw
それぞれ自分なりの音楽遍歴を持っているのでしょう。
音圧関連で調べていたときに知ったんですが、Jpopの音圧至上主義は本当に酷いらしいですね。
静かなバラードですら海苔波形だそうで・・・
書き込みするのかなり久しぶりな気が…
おひさです。
ちなみに大学のパソから書き込み
もしかしたら自分も‘今どきの若い人’に入るのかもしれないですが、メタル:その他が8:2の割合になっている自分にはよく分からないです。
ただ以前は日本盤が出ていたバンドが、日本盤出さなくなったりするのを見ると日本では売れなくなったのかなと思ったりしますね。
ミスターBとかボ×・ジョ○とかで広いスペース使ってる大手のCDショップはつまらなくなったなと感じます
まあ仕方ないのかもしれません。
新しいバンドの新作よりも過去の名作を何度もパッケージを変えて再リリースされている所から今の日本のリスナーの現状なんでしょうね
自分も密林で輸入盤かユニオンかのどちらかになりつつある現状です。
まとまりが無いし、論点が微妙に違ったりするし…
板汚しただけになってしまいましたね
スミマセン
国内盤の話はSnoozerの特集でも話題に出ていましたよ。
昔と違うのは輸入盤を買うのが簡単になったことだと思います。
東京なら昔からすぐ手に入りましたが、田舎だと輸入盤を扱っている店が少なかったです。
今はもうネットショップなら一瞬で買えてしまいます。
Snoozerによると、やはり日本盤の売上は来日公演の有無に関係してくるようです。
初めまして。
少し前にNINで検索して回っていたらここにたどり着きまして、興味深い記事が色々あったので回覧させてもらいました。
今回は若者の洋楽流行に触れていたので、
一応高校生である自分の意見を書きこませて頂きます。
雑な文章になりますが、適当に読んでやって下さい。
…ちなみに僕は音楽とか全然詳しくなくて、クラスの中のタイプでいったらオタク系に括られそうな感じですので、認識はそれなりに偏っていると思いますw
自分の学校の場合、邦楽と洋楽の普及率の割合は8:2ぐらいで妥当な気がします。
邦楽はJ-popからアニソン類、その他ジャンルを含めた全体的なもので、洋楽も同じく全体的なものとしてイメージしました。
特に皆が知っている洋楽類は基本的にブームになっているものだけな気もします。
流行好きな子が流行の音楽として洋楽も拾ってきた的な感じでしょうか。(マイケルとかGagaとかJ・ビーバーとかKe$haとか…)
もちろんそれ以外の洋楽アーティストを好む人もいますが、数としては少数かと。
簡単に分けると、
流行J-pop4:その他邦楽2:アニソン類2:洋楽(全て含む)2
といった所だと思います。
なので、音楽のタイプで話をする時に、
「洋楽好きなの?」「好き好き!」みたいな広すぎるジャンルで盛り上がることも、あるような、ないような。
僕はNIN・マンソン・ビョークが主に好みでなのですが、
エアロスミスやボンジョヴィが好きな人と「洋楽知ってる人いなくて悲しいね」って会話をしちゃう始末だったりします。
ごめんなさい、誤って修正前の文章を投稿してしまいました。
>特に皆が知っている洋楽類は基本的にブームになっているものだけな気もします。
>流行好きな子が流行の音楽として洋楽も拾ってきた的な感じでしょうか。
上記の文章は以下の意味になります;
>皆が知っている洋楽類は、ブームになっているものがほとんどな気がします。
>流行の曲を好む子が、流行の洋楽も拾ってきた的な感じでしょうか。
こちらこそはじめまして。
ばらっぐさんが書いてくださったことも、私の若い頃と状況はあまり変わりがないような気がします。
昔と比べてアニソンの力が強くなったぐらいでしょうかw
洋楽不況なのかっていうのは結局のところどうなんでしょうかねえ。
それが真実なのか全くわからなくなってしまいました。