Guns N’ Roses / Chinese Democracyの感想

Metallicaの次は、やっとアルバムをリリースしたGuns N’ Rosesについてです。
偶然にも同じ年にアルバムをリリースしたんですねえ。
91年の再現でしょうかw

ロッキングオンでは「ガンズ・アンド・ローゼスとメタリカの共同ツアーよりも、ロラパルーザが観客動員数で上回った。」みたいに旧体制扱いされていた気がしますが・・・


Chinese Democracyですが、往年のリードギター主導のハードロックをベースに90年代オルタナの要素を取り入れたアルバムです。
Nine Inch Nailsの影響だと思いますが打ち込み音を多用しています。
もう10年以上前の旧メンバーの「アクセルはバラードをやりたがっている。」との発言どおり、バラードが多いです。

アクセルが叫べばどんな音楽性でも緊張感が生まれてスリリングになるのは凄いところ。冒頭のChinese DemocracyとShackler’s Revengeを聞くと特にそう思います。

音楽的には想像以上にリードギタリストの早弾きが目立ちます。
グランジとかインダストリアルの影響を指摘する声もありますが、ベースは王道ハードロックなんでMotley Crueのセルフタイトル作みたいにあからさまではありません。

序盤以降はCROSSBEATのレビューと同じ感想です。
バラード連発は聞いていられません。
Estranged以上に中だるみしてしまいます。

全体的に思ったよりも悪くないんですが、GNRの最大の魅力だった攻撃性とか怒り大爆発っていう点ではAppetite for DestructionどころかUse Your Illusionにも劣ると言わざるをえません。

まあ、あまり頻繁に聞きたくなるアルバムではないですねえ(苦笑)。
莫大なカネと時間をつぎ込んだ割には・・・という意見に同意してしまいます。

91年のUse Your IllusionとMetallica (Black Album)だったらUse Your Illusionの方が好きですが、08年はChinese DemocracyよりもDeath Magneticの勝ちw

コメント

タイトルとURLをコピーしました