歌詞の解釈:Arcade Fire / Intervention (内政干渉)

ニューメタル・ラップメタルはどうしたかというと、現在その辺のバンドを聞き直しています。
ほぼ嫌々ですけど(苦笑)。

結論を言ってしまえば、2000年代という時代を表現した最強のバンドはArcade Fireでしょう。

Arcade Fireの和訳は難しいし、ストレートな内容ではないので解釈も難しいのですが、Neon BibleではInterventionとWindowsillがストレートな内容で分かりやすい。

今日はArcade Fire / Intervention (内政干渉)です。


まあ、分かりやすい内容だから深い解釈ではありません。

タイトルからしてアメリカの他国に対する御節介を連想してしまいます。
読んでみると、これは反戦とアンチブッシュとアンチキリストの歌かと思いました。

最も興味深いのはアンチキリスト的な思想。
Neon Bibleは確か教会にスタジオを立ててレコーディングされたはず。
それにバイオリンなどのクラシックな楽器を宣教師のような格好で演奏しているから意外ですよね。
他の曲の歌詞を見ても反体制的な雰囲気があります。
世の中を憂いているようなね。

本人達がMalylin Mansonなみに「神なんか存在しねえ!」と思っているかは分かりませんが、現在の宗教的なものを嫌っているのは確かだと思う。

教会のために働いたのに俺の家族は死ぬ
教会のために働いているのにお前の人生は滅茶苦茶になる
恐怖を感じながらハレルヤ(簡単に言うと神の賛美歌)を歌っている
兵士のうめき声が聞こえる 「俺たちは孤独に戦っているんだ。」

結構強烈ですよね。
恐怖を感じながら神を賛美するという矛盾。
俺も弱いから宗教にすがる気持ちって何となく理解できる気がする。
でも、思考が停止してしまうのが恐ろしいです。
自分で考えるのを放棄しているように見えてしまいます。

俺の中では、2000年代はブッシュの時代。
アメリカだけでなくグローバルに見てもね。
反ブッシュソングは沢山あるけど、このバンドほどサウンドと歌詞にリアリティを詰め込んだバンドは他に思い浮かばないかな。

コメント

  1. Warm Place より:

    Arcade Fire / Intervention (内政干渉)

    The king’s taken back the throne. 王は王権を取…

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