91年の1stアルバム。
ヴァイオリンやトロンボーン、フレンチホルンなどのシンフォニックな楽器とSonic Youthのような激しいギターノイズが同居した奇妙な陽性ポップとでもいえばいいだろうか。
デヴィッド・ベイカー時代のMercury Revはギターのノイズを多様するのが特徴だ。
そのような路線も個性的で素晴らしかったし、壮大なシンフォニーには後の音楽性に繋がる片鱗を感じさせる。
ノイジーなギターとフルート、女性コーラスの融合が見事なChasing A Bee、穏やかなBlue and Black、単純なコード進行の壮大な繰り返しでトリップさせられるFritteringが聞きどころ。