95年の3rdアルバム。
デヴィッド・ベイカーが去った後のアルバムだが、直ちに音楽性が激変したわけではなく、Empire State (Son House In Excelsis)のように混沌としたノイズも少なからず残っている。
このアルバムの特徴はジャズなどを連想させるような吹奏楽器を大幅に取り入れていること。
Close Encounters Of The 3Rd Gradeではソウルフルな女性の声も入っている。
特に後半のノイズに頼らない爽快なポップスは見事だし、その後のアルバムに繋がっていったのかと思う。
当初は他のアルバムと比べて完成度が劣ると思っていたが、じっくり聞けばそんなことはない。
1stや2ndアルバムよりもとっつきやすいので初期のMercury Rev入門として最適だと思う。