再結成後の第一弾アルバムで、解散から7年後の2004年リリース。流行としてのニューメタルが終焉をむかえていた時期だ。
概要にも書いたがペイジ以外のオリジナルメンバーは参加していない。
内容は前作のAftertasteの路線を深化させたものとなった。重苦しさを感じない瞬間がないわけではないものの、このメロディアス路線は生ぬるいし、特にUnwoundという曲は甘ったるくて聞いていられない。
ペイジはニューメタルと関連付けられるのを嫌がっていたようだが、残念ながらその言葉を連想せずにはいられない。Helmetが登場して10年以上の月日が流れ、様々なバンドに模倣されてきた結果、彼らの音楽は風変りではなく「普通」と受け止められるようになってしまったことを感じさせる。