Babes In Toyland 18曲 (You Tube)
Babes In Toyland (ベイブス・イン・トイランド)の概要
80年代からインディで活動していた女性バンドで、グランジだけではなくライオットガール一派として語られることも多い。
サウンドはノイジーなギターに単純なコードで攻撃的に絶叫するというもの。
同じくグランジと呼ばれたL7に近い印象を受けるが、この時期に活動していた女性バンドの中では最も攻撃的。
特にライヴでの緊張感は凄まじかったようだ。
ガールズバンドが攻撃的なパンクで大絶叫!なんて表現は当時のメインストリームには皆無だった。
L7やBikini Kill、PJ Harveyなどと共に女性ロッカーの道を切り開いたバンドといえる。
何に対して怒りを爆発させていたのかというと、やはり男性優位社会を嫌悪していたようで、インタビューでもそう発言している。
ギターヴォーカルのキャット・ビーエランドは80年代半ば頃にL7のジェニファー・フィンチやHoleのコートニー・ラヴとバンドを組んでいた。
しかしパッとしなかったようで、87年頃にミネアポリスに移住してBabes In Toylandを結成した。
アンダーグラウンドで評価を高め、グランジ・オルタナティヴの波に乗って92年にメジャーデビュー。
93年にはロラパルーザに出演した。
アルバムを2枚リリースし、2001年に解散してしまった。
大ヒットを記録したわけではなく今では忘れ去られつつあるが、Blood Red Shoesのメンバーが最も好きなバンドにBabes In Toylandを挙げるなど、彼女達の影響が後まで残っていることを感じさせる。
バンドはその後2014年に再結成し、2017年に再び解散している。