2007年の8thアルバム。
はじめて聞いたときは変貌振りに驚いてしまった。
8作目でポーリーがチャレンジしたのはエレキギターを捨て去ることだった。
アコギの音は少し入っているが、サウンドの主体は今までポーリーがロクに弾いたことがなかったピアノ。
その他にはフィードルやハープ、バンジョー、ハーモニカなど古い楽器が使用されている。
サウンドだけでなく歌い方も従来のアルバムとはまったく異なるので、PJ Harveyのアルバムだと知らないで聞いたら、別人のアルバムだと思ってしまうだろう。
だが、それでいて質の高いアルバムを作り上げてしまうのがPJ Harveyだ。
このアルバムではポーリーの意向で歌詞が掲載されなくなったので内容はよくわからない。
サウンドを聞く限りでは、ダークで悲しみ溢れる雰囲気だ。
Grow Grow Grow、When Under Ether、White Chalk、The Mountainがオススメしたい曲。