99年にリリースされた結果的に最終作となったアルバム。
従来のアルバムではセルフプロデュースだったが、RadioheadやBeckを手がけていたナイジェル・ゴッドリッチをプロデューサーに迎えて制作された。
そのため、Pavementにしては曲の構成が複雑化した印象を受ける。
それが功を奏し、バンドとしてマンネリ化せずに前進することができた傑作アルバムだと思う。
2000年代インディポップからPavementに行き着いた方はこのアルバムが最高傑作だと思うかもしれない。
しかしスティーブ自身はPavement解散後のインタビューで、全米中に散らばっているメンバーを集合させ、短期間で制作するのは辛かったかのような発言を残しており、本人はあまり気に入っていないようだ。
解散後、スティーブ・マルクマスはソロ活動を始めたが、ここでは省略。
ソロ活動についてはWikipediaのStephen Malkmusを参考にして下さい。