1992年にリリースされた1stアルバム。
これがメディアに大絶賛されたことでPavementの知名度が高まった。
初期だけあってサウンドは素朴でスカスカ。
80年代インディからの影響を感じさせるノイズが多いのだが、ローファイ過ぎてノイジーに聞こえない。
そんなサウンドにポップでメロディアスな歌が乗っているのが特徴で、そのメロディセンスには目を見張るものがある。
1曲目のSummer Babeのようにノイズの入った曲だけではなく、Hereのように静かな曲も魅力的だ。
このアルバムのドラムは、当時40代のギャリー・ヤングが担当していたが後に脱退している。
脱退理由として、ギャリーは日本のメディアにスティーヴンがレーベルとの契約金を独り占めしたからだとぶちまけたこともあった。