1989年作でこのバンドがブレイクするきっかけとなったアルバム。
チャック・モズレイが解雇され、今作からヴォーカルはマイク・パットンが担当している。
音楽性は更に雑多になり、単純にファンク・メタルという言葉だけでは表現しきれなくなった。
パットンはメロディアスでキャッチーなフレーズを甲高い声で歌ったかと思えばSurprise You’re Deadでは混沌とした骨太な声も出すなど変化自在。
ラップとメタルを融合させたメロディアスな曲であるEpicが大ヒットしたこともあり、バンド史上最も売れたアルバムとなった。
個人的には次のAngel Dustが最高傑作だと思うが、このアルバムも名作なので聞いてほしい。
90年代後半から勃発したニューメタルに最も影響を与えたのは、実はRage Against The MachineではなくFaith No Moreではないかと思わせるアルバムだ。