The Flaming Lips (フレーミング・リップス)

The Flaming Lips 33曲(You Tube)

The Flaming Lips (フレーミング・リップス)の概要

80年代から活動しているオクラホマ出身のオルタナ・バンド。

ギターヴォーカルのウェイン・コインとベーシストのマイケル・アイヴァンス以外のメンバーは頻繁に入れ替わっていった。

活動開始は82年頃。今でこそ、電子音を多く取り入れシンフォニックでサイケデリックなサウンドが絶賛されているが、80年代はガレージパンク色が強いサウンドだった。

また、Butthole Surfersに憧れていたようで、シンバルを燃やしたり、ステージでバイクのエンジンを吹かして排気ガスを充満させたりと、変態奇抜な面もあった。

92年にHit To Death In The Future Headでメジャーデビュー。

このアルバムには後にMercury Revで活動を本格化させるジョナサン・ドナヒューがギタリストとしてバンドに加入している。

ジョナサンが去った後、天才肌で稀なセンスの持ち主であるロナルド・ジョーンズが加入。

ドラマーには、様々な楽器を高い技術で演奏できるスティーヴン・ドローズが加わり、音楽的に幅が広がり始めた。

地道なラジオ出演とツアーが功を奏し、シングル”She Don’t Use Jelly”がヒットして、メインストリームで注目を浴びはじめる。

96年にロナルド脱退。

その後はラジカセライヴや、4枚同時再生することではじめて全貌が理解できる前代未聞のアルバム”Zaireeka”など、常人が思いつかないアイデアで人々を驚かせた。

99年のThe Soft Bulletinではノイジーなギターに代わってキーボードなどの電子音やストリングスを駆使して壮大な音世界を打ち立て絶大な評価を得る。

その後はエレクトロサウンドを用いたサイケデリックなサウンドを追求し、年を重ねるごとにポップさは薄れ、エクスペリメンタルな方向へと傾いていった。

2006年にはSummer Sonicで来日。

ライヴでは着ぐるみや血糊、巨大な風船に入ったウェインが観客の上を転げ回るといった独特のパフォーマンスが光る。

2020年現在もバンドは存続中で、20枚以上のアルバムをリリースしている。

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