2024年5月に、前作と同様にShellacにしては簡素なパッケージながらもタッチ・アンド・ゴーからリリースされた。
リリース数日前にスティーヴ・アルビニが心臓発作により急逝したため、結果的にこのメンバーでの最後の作品となってしまった。
このアルバムではおかしなことをした覚えはないし、表現がかなりストレートだ。今までのアルバムでは曲と曲の間に概念的な橋渡しを入れたり、ちょっとした前置きや間奏を入れたことがあったが、このアルバムではそういうことはしていないと思う。ただ歌、歌、歌、歌、歌だ。
スティーヴ・アルビニ New Noise Magazine
アルビニが語るようにShellacにしては単純で短い曲が多いのが最大の特徴か。
ただ、遺作だからといって傑作というわけではなく、アルバム全体のクオリティは普通といったところなので初心者には推奨しない。
オフィシャルからレコーディングとミキシングは2017年11月、2019年10月、2021年9月、2022年3月の週末に行われたと発表された。
アルバム制作の締め切りやビジネス的なしがらみなど存在せず、本業の合間に地道に制作を続け、LPをリリースできるだけの曲が完成したらリリースするという、ある意味インディバンドの究極の理想形だったといえるのではないか。


