ジェームス・イハが復帰を果たして制作された2018年作。
その効果だろうか、前作Monuments to an Elegyよりも音楽性の幅が広くアレンジは多彩になったような気がする。
シンフォニーとゴスペルの要素を含めたKnights of Malta、1979を連想してしまうSilvery Sometimes、歪んだギターのアルペシオ奏法がとても美しいTravels、ジミーらしい手数の多いドラムにリードされるヘヴィなSolara、その他4曲もまずまずのデキ。
だがイハが復帰したからといって最高傑作が生まれるわけではないし、再結成後のアルバムでいえばOceaniaを超えるものではなかったと思う。