2012年リリース。Teargarden by Kaleidyscopeというプロジェクトの一環という位置づけ。
再結成後のアルバムの中では最高傑作だと思う。
2010年の来日公演では過去の名曲を嫌々としか思えない態度で演奏していたのが個人的には印象に残ってはいるのだが、このアルバムでよくいわれたのは、かつてファンが愛した過去のSmashing Pumpkinsの良さを再現しつつ、過去の繰り返しにならないようにSmashing Pumpkinsを更新させたということ。
ビリーはようやく過去の呪縛から解放されたと評価された。
ファンの人たちはこの作品を聴いてパンプキンズの何が好きだったのかを思い出してくれるような気がするんだけど、でもそれでいて凄く新鮮にも響くと思うんだ。
ビリー・コーガン Oceaniaの日本盤ライナーノーツ
Quasar、Panopticon、The Chimeraは往年のスマパンのへヴィなギターサウンドを連想させる。
ドラマチックな展開のViolet Rays、キーボードが壮大さを演出しているOne Diamond、One Heart、不思議な気分にトリップしてしまうPale Horse、元はカントリーソングだったという壮大なバラードのWildflowerなどがおススメの曲。
往年の名作にも引けを取らない傑作だ。