Smashing Pumpkins / Monuments to an Elegyの紹介

リリースは2014年。前作以上に過去のスマパンを連想させる作品となった。

ハードロック的な歪んだギターにメルヘンチックな雰囲気、甘美なメロディが全面的に出ている。

唯一過去と違うのはキーボードを多用していることだろうか。

だが、印象としては洗練されているもののストレートな轟音ギター路線で、収録時間は9曲33分しかなくあっという間に聞き終わる。

ドラムはMotley Crueのトミー・リーという意外な人選だが、このような過去の轟音ギター路線を貫くならばジミーの手数の多いドラムが懐かしく思えてしまう。

インタービューを読むかぎりでは、前作で乗り越えたかに見えた「延々と比較され続ける過去のSamshing Pumpkins」と折り合いをつけることができず、ある種のスマパンサウンドの終わりとしてこのアルバムを制作したようだ。

その後、このアルバムの対となるDay For Nightというエクスペリメンタルなアルバムを2015年にリリースし、Teargarden by Kaleidyscopeを完結させると同時に、従来のスマパンサウンドとの決別をほのめかしていたが、結局Day For Nightはリリースされなかった。

2015年にはジミー・チェンバレンがバンドに復帰し、2016年3月にはジェームズ・イハがライヴで飛び入り参加して話題となった。

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