2014年4月リリースされた23年ぶりのアルバムだが、実際のところは2013年の9月から2014年の3月にかけてリリースされた3枚のEPに収録された全曲をまとめたもの。
1曲目のWhat Goes BoomはSoundgardenのような咆哮から始まり、その後メタルのようなギターが飛び出し、3曲目のIndie Cindyでは哀愁感あふれる泣きのメロディが炸裂するなど、23年以上前のPixiesからはイメージできない要素が散りばめられている。
かと思えばBagboyのように従来のPixiesを連想してしまうような要素もある。
全体的に従来のPixiesらしくないと感じてしまうのは現代的な音圧とサウンドだからだろうか?
曲はどれも一定水準以上の傑作なので、過去の名作を気に入ったならぜひ聞くべきだと思う。
フランクのボーカルが見事なMagdalena、解放感あふれるRing the Bell、儚いAndro Queenが特におススメだ。