Guns N’ Roses (ガンズ・アンド・ローゼス)

GNR 18曲

Guns N’ Roses (ガンズ・アンド・ローゼス)の概要

1987年のデビューアルバム”Appetite For Destruction”が大ヒットした、誰でも知っているであろう超ビッグなバンド。

カート・コバーンに酷評されたこともあり、オルタナ側から評判が悪い感があるGNR。

しかしこのバンドに関しては賛否両論があり、80年代型旧体制の代表バンドという評価と、このバンドが存在しなければグランジ・オルタナ革命は起こらなかったと分析(もちろん良い意味で)する人もいる。

活動拠点はLA、派手なファッションやライヴ中の衣装換え、Aerosmithのような音楽路線、スタジアム級バンドに相応しいパフォーマンスと演出、男根主義的パーティー思想、ドラッグセックスロックンロールを体現するライフスタイル。

こうして見ると他の80年代型HR/HMバンドと同じだが、ガンズが他のバンドと決定的に違うのは80年代のロックに失われた要素、毒、スリル、危険な香り、ヤバさ、緊張感、攻撃性を持っていたことである。

それゆえ、デビュー当時はロックの救世主と評されたり、日本においても普段はHR/HMを毛嫌いしているような音楽雑誌もガンズのことは取り上げたようだ。

殊にライヴにおける緊張感は凄まじかったようで、Sex Pistolsがクラブで爆発させていた攻撃性を、スタジアムで再現するのに成功したバンドと評されたこともある。

ライヴ開始時間の大幅な遅延、ステージ放棄によって観客が大暴動、数多くの逮捕歴、テレビ出演時に卑猥な言葉を連発、気に入らないマスコミへの挑発など音楽以外の話題でも注目を浴びた。

彼ら、というより主に中心人物であるアクセル・ローズの常識を逸脱した行動や、攻撃的なサウンドがメインストリームに衝撃を与えたのは事実で、それが後のオルタナ革命に繋がっていったとの分析もある。

Nirvanaに同胞意識を感じ、Soundgarden、Faith No More、Nine Inch Nailsなどに前座を依頼するなど、グランジオルタナへ理解を示すも、カート・コバーンにこき下ろされたこともあって単なる商業バンドとされることも多い。

他の80年代HR/HMと同種とするか否かが評価の分かれ目だ。

僕達はファンとしてロックンロールの歴史を見てきたから、うすっぺらくて傲慢な態度をとると、どんなことになるかよく分かってる。

「世界なんてクソだ」と言ってデビューしたときのガンズは僕も好きだった。

でも、そんな彼らがどうなった?

REM / マイケル・スタイプ

デビューアルバムの大成功により混乱し、カート・コバーンより一足先にマスコミ不信などの成功による負の部分を明らかにしたアクセルだが、しだいにエゴを抑えられない王様と化していった。

アクセルと仕事できるのは何でも彼に同意するイエスマンのみだといわれたこともある。

アクセルの幼馴染であるイジー・ストラドリンが、アルバム2枚同時発売、アクセルのライヴ会場への遅刻、ステージ裏でのお祭り騒ぎなどに耐え切れずに91年に脱退。

ギタリストのスラッシュはイジーが脱退してからは制御不能だったと回想したこともある。

その後、バンドは活動していないも同然の状態で他のメンバーも次々と離脱していった。
現在、アクセルローズはオルタナ系の人々とともにChinese Democracyというアルバムを製作しているらしいが何年経ってもリリースされないまま。

ライヴは行っているようだが、ドタキャンしたとのニュースも流れるなど相変わらず。
他の元メンバーは元Stome Temple pilotsのメンバー等とVelvet Revolverで活動中。

関連リンク

Guns N’ Roses (ガンズ・アンド・ローゼス)のアルバム紹介

スタジオアルバム

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