PJ Harvey / Is This Desire?の紹介

大胆な変貌を遂げた1998年の4thアルバム。音楽性は前作以上にロックから離れ、トリップ・ホップ、エレクトロ、インダストリアルといった言葉が連想されるものとなった。そのような音楽性とポーリーのダークな世界が見事にマッチした傑作となった。

歌詞の面では、彼女がはじめて歌詞の掲載を認めたアルバムとなった。売春婦のアンジェリーンや、かつては都会のレディだったキャサリンなど、登場人物の物語を歌っているかのようなものが増えた。

2020年代のライヴでも演奏される曲が多く収録されているすばらしいアルバムなのでおススメだ。特にThe Garden、The Riverは屈指の名曲である。

ここまで従来のサウンドから離れて、好き放題にやっていくのは本当の意味でのオルタナティヴだといえるだろう。

しかしジョン・パリッシュは2021年のインタビューで、「このアルバムは彼女が作ったアルバムの中でもっとも妥協したアルバムだと思う。レコード会社が介入してある程度のクリエイティブなインプットが入った唯一のアルバムでもある。彼女が当時体調がよくなくて決断力と強い意志に揺らぎを見せていたことにつけこんだ何人かがいたと思う。このアルバムは2回の長期セッションを経て制作されたが、その間には1年近くの間があったためそのため、一部の曲が不必要に作り直され、まとまりのないアルバムになってしまったと思う。」というような、意外なことを述べた。

A Woman, A Man: John Parish's Favourite PJ Harvey Recordings | The Quietus
John Parish is a prolific musician, producer, performer and soundtrack composer with over 100 credits on production, wri...

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