toggle
2008-04-13

2008年に07年のロックシーンを振り返る:その2(US編)

完結する日が近いこの話題。
去年USバンドを振り返ったのは以前書いた気がしますが、現在のシーンに対して思うことをプラスしてもう一度。

まずはエモですかね。
厳密にいえば2006年にリリースされたMy Chemical RomanceのThe Black Paradeの大ヒットで、2007年の初めは騒がれていた気がする。
それまでエモ=ポップパンクと思って気にも留めなかった俺が、エモを意識したのはこの辺りだったかな。

エモ嫌いのエモ研究に書きましたが、俺個人としては商業的な雰囲気を感じました。
rockin’onやCROSSBEATが嫌っていたLAメタルと大差ないと思う。
「キッズの両親が嫌悪する存在」らしいですが、それこそ最後のスーパースターであるEminemと比べると毒のない単なるポップバンドと思ってしまう。

マイケミもインディから這い上がってきたバンドらしいです。
UKインディバンドのハイプ(過剰宣伝)とあわせて考えると、「メジャーとインディの境界線がなくなってきた」というのを強く実感する。


Nirvanaの功績を参考にして欲しいのですが、NirvanaのNevermindによってインディが注目されやすくなってから長い月日が経過し、インディにも商業的なバンドが目立つようになったということでしょうか。
Death Cab For Cutieの映像作品で、「インディバンドが活動しやすくなった!」という発言があったけど、その代償として商業化してしまった感があります。

何ていうんですかねぇ、チャートの上位にランクされる音楽(メインストリーム)とは一線を画し、売れることよりも独自の音楽性を追求するバンドだけじゃなくなったってことかな。
ビッグになるには、まずはインディから!みたいなね。

90年代はメジャーVSインディという雰囲気があった。
メジャー(メインストリーム)とインディ(オルタナティヴ)という構図もあったと思う。
90年代にオルタナティヴと呼ばれたバンドの中にも、これはオルタナ(反主流)じゃないだろ!と言いたくなるバンドも存在していたけど、現在ではそれが顕著だね。

売れ線エモやポップパンクは軒並みインディもしくはインディ出身。
これはオルタナティヴ(反主流で斬新)とは言えない。
オルタナとは?を参考にして下さい。
まあ、もうオルタナって死語になってしまいましたけどね。

80年代のパンクバンドは成功なんて夢にも思わす、好きだからバンドをやっていた。
90年代に青田買いされた個性不足なシアトルバンドも大半はそうだろう。

(メジャーや大衆から無視され続けた)80年代に(USで)パンクをやっていたのは、本当に好きだからやっていた連中だ!

パンク・アティチュードという映像作品で誰かが言っていたセリフを思い出す。
今は昔と違ってインディのメジャー化、インディバンドの売れ線化、インディバンドのスター志向化って言うのかなあ。

まあ、あらゆる音楽性が出尽くしたのでロックはネタ切れっていうのもあるのでしょうが、インディバンドの中にもフォロワーがロックスターを目指して魂を売っていると思えるバンドが多い気がする。

だけど、そんな中でも真のオルタナティヴと思えるバンドがチャートの上位にランクインされたのが2007年のUS。
長くなったので続きは今度。

関連記事