ちょっと間が空いてしまいましたが、2000年代を2008年に振り返るコーナーは続いています。
今日はロックンロールリバイバル。
2000年代前半にメインストリームを牛耳っていたニューメタルは、シーンの飽和状態と9.11の影響で失速して行ったと言われます。
個人的には9.11の影響の方が強かった気がします。
こんな衝撃的な事件の後は、ヘヴィな音楽が敬遠されるようになったわけです。
偽者クサイとはいえ「壊せ!壊せ!」と叫んでいるような音楽はメディアから嫌われたのかな。
後はLimp Bizkitの自滅も大きいのでしょうが。
9.11より少し前に”Is This It”でデビューしていたThe Strokesがニューメタルと入れ替わるように台頭し、音楽シーンが変わったと言われます。
個人的には9.11とStrokesが革命的に音楽シーンを変えたという記憶はありません。
相変わらずLimp Bizkitなどがメディアで大きく取り上げられていた気がします。
少しづつ代わって行ったという印象です。
時が経った現在に振り返れば転機だったのは間違いないですが。
そういえば9.11直後は音楽業界もパニックになっていたなあ。
来日不可能になったバンドが続出して半年以上延期になったり。
Strokesを初めて聞いたときは、正直言ってそこまで良いとは思わなかった。
古臭い、UKバンドかと思っていたらUSバンドだった、という印象。
音楽は、悪くはないけど超大絶賛するほどでもないかなあと。
今は大好きですけどね。
ただ、そこまで絶賛されているならライヴを見に行こうとZepp Tokyo(赤坂ブリッツだったかな?)での来日公演に足を運びました。
観客のテンションは凄かったです。
最後尾の客までハイテンションなZeppはStrokesのライヴでしか体験したことがない。
話が逸れてきましたがStrokes後、White Stripes、The Vines、Hives、Jetなどが出てきて、ロックンロールリバイバルとかガレージロックリバイバルといわれるようになったと思います。
当時の俺は、完全に「広く浅く」というポリシーの元、古いバンドも追いかけつつ新しいバンドも聞いていました。
それにニューメタルの影響もあって「USよりUKの方が面白い」と思っていました。
だから一部の大物しか聞いていません。
雑誌でべた褒めされている大物といえども、詰まらんバンドもいましてねぇ・・・
くだらないバンドも大絶賛して金儲け!
これがムーヴメントというヤツです!
今の音楽シーンに繋がっていったのは間違いないけど、ムーヴメントとしては小粒な印象を受けますよね。
この辺は次回。
振り返れば振り返るほど、俺がメディアに騙され続けているのを暴露しているようで恥ずかしくなってきました(苦笑)。