ブッチ・ヴィグブッチはご存知の通りNirvanaの”Nevermind”のプロデューサーだ。
元々はシアトルではなくシカゴ界隈のインディー・バンドを手がけていたようだが、彼がプロデュースしたKilldozerの”12 Point Back”を聞いたNirvanaがプロデュースを依頼し一躍有名になる。
ちなみにSmashing Pumpkinsも同じ理由から91年リリースの”Gish”のプロデュースを依頼している。
また、シアトル勢ではTadとYoung Fresh Fellowsの91年リリース作品も手がけた。
ブッチとシャーリー(ガービッジ)Nevermind以降は、Sonic Youth、Helmet、L7、Soul Asylum等の作品に関わった。
95年にはブッチがドラマーとしてGarbageを結成した。
Nevermindに話を戻すと、後に「(アンディ・ウォレスによる)ミキシングの段階でコマーシャルな音になるのを許してしまった」とカート・コバーンは話したが、ブッチによれば、カートは完成した当初はとても気に入っていたのだそう。
後々になってこのアルバムを彼が悪く言い出したのは残念だが、自分の成功を否定しないと本物のパンクとは言えない。がっかりしたけど。
(ブッチ・ヴィグ)