コンニチハ、ブラジルのドゥンガです。
「ワールドカップのPK戦は、想像を超えたプレッシャーのため、もはやボールを蹴ることすら難しいです。
98年のワールドカップの準決勝オランダ戦でPKを成功させた僕は思わず雄叫びを上げてしまいました。」
今日も音楽の話題はネタ切れです。
だからサッカー、自己満足ブログだからいいんです。
日本代表は残念でした。
まあPKはくじ引きみたいなものですから。
1994年のイタリアのようにPK戦までもつれ込んで散っていったチームはかわいそうです。
個人的には1998年のオランダは本当に素晴らしいチームだっただけに残念でした。
98年ってもう12年も前なんですね、20歳の人は8歳だったわけで。
このときのオランダ代表で今でも現役なのはファンデルサール、セードルフ、ダーヴィッツぐらいかなあ。
クライファートは引退したっけ?
フランクデブールは現在のオランダ代表のコーチで、試合中は監督のファンバルマイクの横に座っています。
最近のウイニングイレブンのオランダクラシックスは98年の代表チームを意識していてなんだか嬉しかったです。
このワールドカップではじめて知ったオランダの選手も多かったです。
テクニカルな番犬ダーヴィッツ、どのポジションでもこなせるコクー、ベルカンプのテクニック、ヨンクのゲームメーク、ウイングのオーフェルマルスとかが印象的でした。
キレやすいクライファートもw
このときの監督は現在では名将とされているヒディングでした。
オランダといえば内紛により自滅していくのがお家芸なんですが、このときもワールドカップ前にダーヴィッツが「選手起用に人種差別がある。」とかいって揉め事を起こしていたような記憶があります。
でも蓋を開けてみるとかなり強かったですし、一つにまとまっていた印象を受けました。
決勝トーナメント1回戦 ユーゴスラビア戦
Holland vs Jugoslavia World Cup 1998 youtube
このときは確かストイコビッチのユーゴスラビアを応戦してたんですがw。
オランダが先制するものの、ストイコビッチのフリーキックからヘディングを決め同点に。
ミヤトビッチがPKを外してくれたのは大きいと思いますが、ダーヴィッツの勝ち越しゴールを生んだシュートは凄かったです。
緑内障前ですからサングラスはかけていません。
倒れているユーゴスラビアの選手を踏みつけたベルカンプは酷いですよね・・・
準々決勝アルゼンチン戦
この死闘は良く覚えています。
当時のアルゼンチンはオルテガが攻撃の中心で、エースはバティストゥータ、若かりしベロンもいました。
一人退場となったオランダが不利と思われましたが、オルテガがファンデルサールの挑発に乗ってしまい頭突きをかまして一発退場で自滅。
その直後にベルカンプのスーパーゴールで勝ち越し。
これには感動しましたねえ。
ベルカンプのロングボールを扱う技術は凄いです。
昨日のTBSの日本対パラグアイ戦の解説をやっていた金田さんは、確かオランダがアルゼンチンに勝利した翌日のニュースで「僕は優勝予想をオランダに変えます!」と言い切っていたような記憶があります。
長年に渡って内紛で自滅してきたオランダが、ついに一つにまとまったと言われるようになりました。
準決勝ブラジル戦
ロナウドに先制されながらもクライファートのヘディングで同点に。
その後は延長戦に突入しましたが決着はつかずにPK戦でブラジルが勝利。
94年に2-3のスコアでブラジルに敗れたのに続き、98年もブラジルの前に敗退してしまいました。
このときのブラジルのPKキッカーの中にはドゥンガがいて、決めた後に吠えていましたw
まさに「よっしゃー!」って感じでw
動画だと1回ですけど本当は2回ぐらい吠えていたような。
このシーンはヴァラエティ番組でも面白おかしく使用されていたような記憶があります。
結局98年のワールドカップはフランスが優勝するのですが、このブラジル対オランダは事実上の決勝戦といっていた人もいました。
ブラジル代表監督のザガロがブラジルの勝利が決まった瞬間に、優勝したわけでもないのに涙を流していたのを良く覚えています。
それほど98年のオランダは凄いチームでした。
その後のオランダは没落して2002年のワールドカップには出場できませんでした。
そしてファンバステンの元で蘇ったオランダですが、2006年のワールドカップは不調でスタメンを外されたファンニステルローイが文句を言い出し・・・
そんなオランダが2010年のワールドカップで再びブラジルと対戦することとなりました。
今回は内紛は起こっていないような感じでしたが、途中交代されたファンペルシーが怒っていたとの報道もあります。
オランダはブラジルの壁を越えられるんですかねえ?
非常に楽しみです。
コメント