Candlebox 12曲(You Tube)
Candlebox (キャンドルボックス)の概要
個性的なバンドなのか?
それともフォロワー、ブーム便乗バンドなのか?
意見が真っ二つに分かれそうなバンドだ。
85年にテキサスからシアトルに移住してきたケヴィン・マーティンを中心に91年頃に結成された。
Nirvanaの”Nevermind”がブレイクした後、音楽で成功することを夢見てシアトルに移住してきたわけではないが、フォロワー扱いされた他のシアトルバンドと違って、Nirvanaのブレイク以前からパンク精神を根底にインディ界隈で活動していたわけでもない。
古いハードロックを土台にしているという点で、Candleboxのサウンドに最も近いのはPearl Jamの”Ten”だろうか。
あからさまなパクリではないが、至るところでPearl Jamなどの先駆けバンドを連想してしまう人も多いだろう。
グランジが流行していた真っ只中の93年に、マドンナが主催するレーベルから上述したサウンドでメジャーデビューし、しかもそのデビューアルバムが400万枚以上のセールスを記録したという事実こそが、Candleboxが憎まれる最大の要因なのは間違いない。
そういうわけで「グランジのツボを押さえた商業的なバンド」との批判が多かったが、もちろんそれに対する反論もある。
他のバンドと似ているようで似ていない、個性的なバンドだと評価する人もいた。
あなた自身が実際にCandleboxの作品を聞いて判断してほしい。
1stアルバムが大ヒットした2年後の95年に2ndアルバム”Lucy”をリリース。
移り気な大衆からは見向きもされなかったが、50万枚売上げゴールドディスクを獲得している。
グランジブームが過ぎ去った98年に3rdアルバム”Happy Pills”をリリースするも、2000年頃にバンドは解散してしまう。
2006年に再結成を果たした。