2005年にリリースされた4thアルバム。
この後、トレントと長年にわたりタッグを組むことになるアティカス・ロスがはじめて参加した。
ドラッグ問題にケリをつけ、自身の闇よりも世の中に対する怒りを表現するスタイルに変化した復活作だ。
1stアルバムPretty Hate Machineを彷彿させるアルバムだといわれる。
ノイジーなサウンドや、プログレ的で大袈裟なアレンジが抑えられているNIN版パンクアルバムといったところだろうか?
難解な表現が少ないので理解しやすいアルバムに仕上がっている。
最高傑作だとする人は少ないだろうが入門用にオススメだ。
とはいうものの、単なるポップ・アルバムにならずに怒り悲しみ不安といった負の感情表現が豊かなのには脱帽するしかない。
ポップとリアルが同居したNirvanaのNevermindを連想させる。
You know what you are?、The hand that feeds、Only、The line begins to blurがわかりやすいのでここから入門するとよいだろう。