面影ラッキーホールの代理母というアルバムとその他良い曲の紹介

コンニチハ、Hyottokoです。
今日も日本のバンドの話題です。

面影ラッキーホールというバンドで、サウンドは簡単に言うと昭和の歌謡やファンクや黒人音楽、歌詞は人間の影の部分をシリアスに、時にはユーモラスに表現したっていうところでしょうか。

物語風の歌詞が多いです。
男が歌う女ごごろも多いです。

面白いけどよく考えたら笑えないって感じです。

私が最も気に入っている曲は「パチンコやってる間に産まれて間もない娘を車の中で死なせた…夏」です。
タイトルそのままの曲です。

私自身はパチンコはまったくやらないんですが、パチンコ中毒者の前でかけると必ず「これ誰の曲?」と喰らいついてきます。
中には「うわぁ。」と言ったきり黙り込む人もいました。

面影ラッキーホール / 代理母

面影ラッキーホールのWikipediaのディスコグラフィでも見ていただきたいですが、この曲はWhydunit?という2008年のアルバムに収録されていますけど、最も評価が高いのは1998年の「代理母」というアルバムです。
私もアルバムとしては最も好きです。

デキ婚駆け落ちに水商売、彼女のためにとった行動が原因で所属する野球部が甲子園に行けなくなりダメ人間のレッテルを張られる少年、ダメ男から離れられない女、ドラッグ、老人愛、不倫などなど、JPOPは絶対扱わないようなテーマばかりです。

現実にはありえなさそうな物語風歌詞が多いんですが、不思議なことに異常なほどのリアリティがあります。

本来ならソニーからリリースされるはずだったものの、歌詞に問題があるとリリースを拒否されたそうです。
素晴らしき90年代の巨大メジャーレーベルってところでしょうか。

You Tubeにはライブ映像ぐらいしかないんでニコニコ動画でどうぞ。

俺のせいで甲子園に行けなかった / 夜のみずたまり / 今夜、巣鴨で / たまプラーザ海峡 / 好きな男の名前腕にコンパスの針で書いた / 男ののど自慢

この中で一番好きなのは「夜のみずたまり」ですかねえ。
曲も素晴らしいですし、裏の世界に生きる人の人間模様が透けて見える感じがして最高です。

ソニーは「温められたスプーンの上の小さな夜のみずたまり」という歌詞がドラッグに厳しい日本で問題視されるとでも思ったのでしょうか。

必ず同じところで
曲が始まる前の寸劇が何とも言えません。
さっさと別れればいいのにとも思うんですが、離れられないんでしょう。

ただ、このバンドの場合は「代理母」が素晴らしすぎるが故に他のアルバムには辛口になってしまいます。
「音楽ぎらい」はまあまあなんですが、その後のアルバムは良い曲が数曲あるぐらいと言いますか。

単なるくだらない下ネタとしか思えない曲も多いです。

そんな中でも私が良いと思う曲を何曲か紹介します。

私が車椅子になっても
下半身不随になって性生活ができなくなっても離婚しませんか?

ゴムまり
女として生きたい母親、蹴り上げられた子供がゴムまりのように・・・

制服で待っていて
娘に売春させているんでしょうか?
「修学旅行も行かせてあげるから 来月の生活保護費がでたらね」という歌詞が貧富の差が広がった現代社会を映しているのかもしれません。

レス春秋
セックスレスがテーマです。
あなたじゃ濡れないし燃えないしイケないのよ!と言われちゃあねえ・・・

今日はこの辺で。

代理母 amazonへのリンクです

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