続2005年です。
2005年には振り返ってみると良いアルバムが出ています。
前回触れたBright Eyes。
Arcade Fireは2004年だけど、サマソニの来日にあわせて日本盤化されるということで買ってみてブッ飛ばされた。
ライヴもインパクトあったしね。
他にもWhite Stripesの挑戦作、Mars Voltaの2ndとかね。
UKでは、フランツは好きになれなかったけどBloc Partyは良いと思った、暗いの好きだからw
Hard-Fiも他のバントと毛並みが違っていて良かった。
全部が全部、この年に聞いたわけじゃないけど、振り返ってみると良いアルバムが出ている。
俺がModest MouseやDeath Cab For Cutieの音楽をはじめて聞いたのもこの年。
ですが・・・
革命的なムーヴメントは起こりませんでした。
特に、USで期待されていたオルタナティヴがメインストリームに取って代わるというような革命が。
結局、USもUKも王者は90年代組だったわけです。
UKについては、Oasisが好きになれず、Cold Playはロクに聞いたことが無いので良くわかりません。
個人の嗜好も大きいのでしょうが、俺にとって王者はNINでしたね。
「NINに命を懸けている」というのを差し引いてみてもね。
反逆者としてのロックがようやく戻ってきたって感じでしたね。
若いヤツらよ!生ぬるいことやってんじゃねえぞ!みたいな。
LCD SoundsystemやTV On The Radioといったバンドの名前もNINのお気に入りとして知りましたし。
結局、NINの復活劇が最も強烈だった。
新しいバンドも傑作を出した。
Bright Eyesは俺の中でNIN同様に大好きなバンド。
ですが、世間一般ではそうじゃない。
90年代の大物ほどは売れなかった。
売れなければ大きなムーヴメントも起こらないわけで。
この辺りが、2000年代のバンドの弱さというか、リスナーの嗜好の細分化、インターネット時代にはMTVからメガヒットが生まれない、ロックスター不在の時代を感じさせます。
売れなくても自分の中で重要なバンドだと盛り上がっていればいいじゃん!
確かにその通りですが、Nirvanaのムーヴメントを知る者としては、そういうのを期待してしまう。
新しいバンドによって世の中がひっくり返るようなね。
今はもうどうでも良くなりつつありますけど(苦笑)。
だから、当時はやっぱり物足りなさを感じました。
振り返ってみると、USオルタナバンドがチャートの上位にランクされるっていうきっかけにはなっていると思います。
まあ、俺はサイト作りのために90年代バンドばかりを聞いていましたし、この頃から新譜を積極的に買わなくなったので、ほんの一握りしか聞いてませんけど(苦笑)
確か、新譜を数ヵ月後にDVDを付けたヴァージョンを再発するっていうレコード会社の卑劣な売り方が目立った気がします。
次は2006年、あと2年です。
結構長いですねぇ。