The Subways
アルバムがナカナカよかったので見ることにしました。
演奏がはじまり少し棒立ちで聞いていたけど、「こいつらやるな」と思って最前線に突進。
演奏を聞いていて思ったのは、一人でも欠けたら成立しない真のトリオ・バンドだ。
特にドラマーが印象的で、Blankey Jet City時代の中村達也を思い出させられた。
達也ほどは目立たないけど、このエネルギーは3ピース編成ならではのもの。熱い!
若い3人のエネルギーがぶつかり合ったいいステージだったと思う。
メディアじゃベースの女の子の外見的な魅力が強調されていて、それ目当ての人もいただろうけど、それだけじゃない。
確かに実物は美人でミニスカートだけどさ。
男の俺も正直に言えばパンチらに期待したしさ・・・
こんなアイドル的なノリはクソだと思うけど、自分の多少なりとも魅かれたことに自己嫌悪。
髭
The Subwaysで疲れたので、ビールを飲んだりして休憩しているウチに、途中からでもいいかな、アルバムはまあまあだったけどどうせハズレかもしれないし。
でも、途中から見てとっても後悔。
「ギルティーは罪な奴」 「白い薔薇が白い薔薇であるように」 「ダーティーな世界」の3曲しか見れなかったけど、凄いバンドかもしれないと思った。
一見パーティー・バンドのようだが、暗黒さを感じさせてくれた。このバンド、相当暗いよ。
MCもニヒルだ。
「ありがとう、盛り上がってなくてくれて」 「僕らはダーティーな世界に住んでいます、サマソニは明るくて楽しそうだけど」
聞けた3曲はエモーショナルで最高。単独公演に行ってみようかな。ドラマーが2人いたのには驚き。
TV On The Radio
アルバムを聞いたことがあるわけじゃないけど、オルタナ界隈で評判がいいので見てみることにしました。
Zazen Boysは惜しいけど国内バンドだし単独で見れる機会も多いし、この手のオルタナ・バンドは…Trail Of Deadのように来日しない可能性が高いのでこちらを選択。
主流から外れた奥が深そうな音楽だ。
ブルースやソウルにくわしくないけど、それらを連想させる黒人特有の歌が印象的。
でも、奥が深そうな音楽だけに、聞いたことのない者にとっては魅力が伝わりきらないかも。
周りの人が次々に去っていってしまった。
俺自身も、退屈ではなかったしこれぞオルタナ!と思ったけど、可も否もなくといった感じ。
アルバムを聞き込んでいたら違ったかもね。奥が深そうなのは間違いないけど。
ベースの人はずっと後ろ向いていたけどひょっとして照れ屋(笑)。
The Arcade Fire
期待通りで、予想外のステージを見せてくれた。
「切なさ」はリアルだった。特にNeighborhoodは鳥肌モノで感動した。
かといって、シリアスになりすぎるわけでもなかった。
8人編成ということもあって、曲によっては演奏する楽器がないからといってそこまでタムやシンバルを強く叩かなくてもいいだろう(笑)。完全にキレている。
ヘルメットを被った人の頭まで叩いているし。
エンターテインメントよりリアルな表現を好む俺としては、シリアスに走ってくれた方がよかったけど。
曲によって、メンバーが担当楽器を変えていたのも印象的だった。
M.I.A
途中から見たけど、期待はずれ。アルバムはまあまあだったけどライヴはただのエンターテインメント。
俺の前にいた人が広いスペースを使って自意識過剰な気持ち悪いダンスをしていたこともあって5分で退場する。
CDだけ聞いていればいいミュージシャン。
電気グルーヴ & スチャダラパー
NINのために体力温存したいし石野卓球はよく知らないこともあって、ステージ後方から座って聞く。
でもなかなかノリノリのビートを奏でていた。面白いミュージシャンかも。興味が湧いたよ。
地面に座っていた俺の前を通り過ぎる人が皆ビートに合わせて体を動かしながら通ったのが印象的。
Slipknot
好きなバンドだけど、もう4回目だし去年の公演と内容は変わらないだろうということで途中からスタンドから見ることにした。
相変わらず世の中クソだ的な表現とエンターテインメントを両立させたのは見事で感動したけど、去年と変わらない内容。なぜこの時期ライヴをやるのか不思議だ。
以前のようにシリアスに感じるのではなく、ギャグ的に見た。メイクは怖いし、仮面を被っているのでドラマーがあれだけ激しく叩いているのに顔色一つ変えないと感じさせるのは不気味だ(苦笑)。
仮面をとらないと喋れないとわかったのは面白かった。
それにしても、マリンのスタンドは音が悪い。