エモ嫌いのエモ研究:その1

先日、Label Research American Indies (レーベル・リサーチ・アメリカン・インディーズ)という本を紹介しました。
この本に頻繁に登場してくるエモですが、ここまでエモエモ言われると多少は聞いてみようかなあと。
聞かずに非難するもの気が引けてきました。
と言うわけで、先週はエモと呼ばれるバンドのアルバムを聞いてみましたが・・・

取り敢えず今日は序章っていうか俺のエモ感みたいなの。


エモという言葉を初めて聴いたのはもう10年以上前で、当時はエモコアという言葉だった。
Hi-Standardのことをメロコアと呼ぶ奴もいればエモコアと呼ぶ奴もいて、何だか良く分からなかったです。
まあ、どっちも似たようなバンドのことを示すんだろうと思った記憶がある。

断片的にエモという言葉は耳にした記憶があるけど、次にはっきり記憶に残っているのはスクリーモという言葉。
The Usedがそう呼ばれていた。
少しは聞いたけどすぐ飽きちゃったかな。

そして去年の初頭ぐらいにMy Chemical Romanceのアルバムがメディアで大絶賛されて、エモという言葉を頻繁に目にすることになった。
Fall Out BoyやJimmy Eat Worldが大物らしいけど、メディアの大騒ぎに釣られて買ったMy Chemical Romanceの”Black Parade”がイマイチだったのでね・・・
メロディがいいから売れそうだし、商業的な雰囲気もある、これをパンクと呼ぶのは不可能だと思った。

というわけでエモ=ポップパンクなんだろうと思っていましたが、rockin’on2007年4月号のエモ50枚という特集では、Fugaziがエモの元祖だと初めて知り、At The Drive-In、Weezer、MuseなどからModest MouseやBright Eyesなどまで紹介されていた。
CROSSBEATではWeezerがエモの先駆者だと書いてあった気がする。

まあ言いたいことは分かるけど、エモという言葉で括るのは馬鹿らしい。
つまり、泣きのメロディや叙情的なメロディを熱唱しているヤツを一括りにしているっていうのかな。
言葉にするのが難しいけど、MuseやWeezerがエモいって言われると何となく理解できるでしょう。

強引なジャンル分けだし、商業的なバンドが多そうなので俺には無縁な世界だという結論に達した。

それが最近までの俺のエモ感です。

続きはまたの機会に。

コメント

  1. あきら より:

     「エモ」という括りを意識して聴いた事は一度もありませんが、MTVで昔初めてTHE USEDを観たときはかなり好感を持ちました。彼らのファーストは結構聴きこみましたね。だけど、以降のアルバムは、買いはしたもののほとんど聴いていません。

  2. Hyottoko より:

    最近久しぶりに聞いたら結構良かったです。
    まあ、またすぐ飽きそうですが。

    個人的にはスクリーモというレッテルを貼られたのは可哀想な気がします。

  3. マイロ より:

    ユーズドとともに今様スクリーモの雛形作ったフィンチ(最近活動再開したそうです)の大化け作『Say Hello To Sunshine』はイイですよ。複雑でマイナー調のメロディーが、フェイス・ノー・モアっていうよりかマイク・パットン好きを思わせるのですが、非常にコマーシャルだった1作目よりサウンドプロダクションがジャンクっぽいというのか、オーガニックというのか形容しにくいですが、カッコいいです。オススメ

  4. Hyottoko より:

    そうなんですか!
    大衆性を無視して音楽性を前進させたら、保守的なファンから全く受け入れられず解散って悲しいですね。
    スマパンみたいです。

タイトルとURLをコピーしました