コンニチハ、Pavementのスティーヴン・マルクマスです。
いまのローファイ云々というものが胡散臭い部分が多いよ。
だって、笑っちゃうじゃないか、「俺たちの次のレコードは少しだけローファイにしようと思ってるんだ」なんていう奴だっているんだぜ。
だけどさ、聴けるようにするためには、少なくともミディアム・ファイでなきゃだめだよ。
俺たちは音をありのままにしておいて、その中に含まれるローファイな部分が好きなんだよ。
例えばアンプがブンブンうなっている音とかね。
まあとにかく、ビースティー・ボーイズのことを誰もローファイだなんていわないだろ。
彼らだって歪んだ音を使ってるのにね。
ローファイってのはなにもウォークマンで録音することじゃない。
確かにローファイの多くは貧困という独創性の母から生まれたところもあるけど、今そう呼ばれてる音の大半は驚くほどハイファイな手法で録音されてるときてる。
お金のないミュージシャンがいい音楽を創る上で前進していけるんなら構わないけどさ、いまやメジャーレーベルのバンドが採用しようと躍起になっている「90年代的サウンド」なんだから。
この歪んだ感じが、つまりいわゆる電気的な残響感が90年代の正体なのさ。(Pavement スティーブン・マルクマス / Wowee Zoweeの旧日本盤ライナーより)
今日はローファイの話題です。
まあ以前に書いた内容に似ています。
ブログはネタ切れ気味だからマンネリ化したベテランミュージシャンのように同じことの繰り返しw