Soundgardenの紹介その1 >>その2
Soundgardenは、Nirvana、Pearl Jam、Alice In Chainsと同様に、シアトル出身の代表的なグランジ・オルタナティヴ ・バンドの一つです。
結成は1984年で、徐々に知名度を上げていき、90年代初頭に大ブレークを果たしました。
また、Sub Popが設立されたのは、彼らとGreen Riverのレコードをリリースするためだったというのは有名な話です。
音楽性を言葉にするのは難しいのですが、80年代に大流行したエンターテインメント重視のメタル ・バンドとは明らかに違い、エモーショナルでリフを重視した個性的なロックで、独特のグルーヴがありました。
彼らの音楽的ルーツはLed Zeppelin、Black Sabbath、Stooges、Melvinsなどですが、特にMelvinsのへヴィな音楽からは影響は大きかったようで、"Louder Than Melvins"というツアーTシャツを作って販売していたほどでした。
あとは、音楽性からは想像しにくいのですが、ファンクからも影響を受けたようです。
音楽に政治的な要素を持ち込むのは好まなかったようです。インタビューでは「U2のクソッタレとは違うんだ。」そうです。
彼らが注目され始めた90年台初頭、Nirvana、Alice In Chainsと同様にメディアではメタル・バンドと同系列に扱われていました。
しかし、彼らがメタル・バンドと決定的に違うのは前述したようにエモーショナルだっとことと、メタルに多い音楽的に型にハマりきった保守的なバンドではなかったこと、真のへヴィネスを追求したことです。
彼らがこだわったのはギターソロの速弾きではなく、リフでした。
変則チューニングを駆使したリフは保守化したメタル・バンドにはできなかったことですし、Melvinsの影響からミドル・スローテンポでへヴィネスを追求する手法は、ノリのよい音楽しか興味の無いLA産パーティー・メタル・バンドとは正反対のものでした。
こういったこともあって"オルタナとメタルの架け橋"と呼ばれたりもしました。
続き(紹介その2)を読む ページの先頭へ戻る
|