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イギー・ポップ

The Stooges / Raw Powerのサウンドの歴史

コンニチハ、イギー・ポップです。

The Stoogesの他のメンバーはSearch and Destroyを聞いて「アジア人なんてぶっ潰せ。」とか言っていました。
僕は誰かを傷つけたいわけじゃなかったんですが。
The Stoogesは無教養で野蛮な労働者の集まりって感じでした。

以前紹介したThe StoogesのRaw PowerのThe Masters Editionを購入した方はおられるでしょうか?

IGGY & THE STOOGESの『Raw Power』が豪華仕様でリイシュー!

これの最大の目玉は「現在廃盤となっているデヴィッド・ボウイのオリジナル・ミックスによるヴァージョンをリマスターしたもの」です。

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昔の作品から「当時の音」が失われる瞬間

コンニチハ、イギー・ポップです。

ミュージシャン仲間も、若いファンにもずっと言われ続けてきたことなんだ。
「ミックスし直すつもりはないのか?」ってね。

Raw Powerがアナログ盤からCDで再発された当時、音が酷くて苦情がとても多かった。
確かにレコードと比べて最悪だったよ。
自分でもあのサウンドを聞いたとき、低音が消えてるしパワーも伝わってこないじゃないか、と心の中でずっと納得できない部分があった。
CD化されて、欠けてしまったものの方が多いなんてね。

・・・

でも、後になっていじり直すことだけは本当はしたくなかった。
過去に遡って、自分がやってきた仕事を、まるで死体を墓場から掘り返して手を加えるようで、変えるのはおかしいと思ってたからね。
一度、完成させたものなんだろ?!
そしたら、ありのままの姿で存在すべきだっていうポリシーがある。

・・・

(ロリンズ・バンドのメンバーが、ソニーが管理していたマスターテープのコピーをたまたま発見してから)次に俺が知ったのはこうさ。「本人がいてもいなくても、ソニーはリリースするつもりだ」って(笑)。
ソニーも正式にオファーしてくれたし、その提案も面白そうだった。
「スタジオに来てもらって、あなたが気に入るようにどんどん指示して下さい」って調子で、これじゃ絶対に断れないと思ったよ。(The Stooges / Raw Powerのライナーから抜粋)

ちょっとコンニチハ以下が長くなりましたが、今日は昔の作品から「当時の音」が失われる瞬間を考えてみます。

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