MP3のビットレートとABXテスト

前々回に続いてMP3に関してです。

まあ、そういうわけで自分のMP3環境を見直すことにしました。
一般的には192kbps以上からwavとの違いを聞き分けるのが難しくなるらしい。
数年前は違いが分らなかったけど、再びチャレンジすることにした。

今回はABXテストというものをやってみた。

簡単に言うと、目の前に水の入ったコップが2つあり、1つは水道水、もう1つは天然水が入っている。
これを飲み比べてどっちが天然水だか当ててみろ!っていうようなヤツ。

思い込みとかブラシーボを排除できるテストです。
飲む前からどっちが天然水なのか知っていたら”思い込み”により天然水が美味しく感じることもある。
そういうのを排除できるわけ。

俺は”事実”を重視するタイプですが、”思い込み”を全否定するつもりはありません。
音質なんて自己満足した者勝ち。
こういう実験も疲れますしね・・・

まずは今まで愛用してきた128kbpsと192kbpsの違いが分るか挑戦。
曲はNirvanaのLithiumとBjorkのJoga。
Exact Audio CDを使用、エンコーダーはlameです。
で、結果はどちらの曲も10回やって8、9回は見事正解。
128kbpsの方が全体的に、こもっている感じがする。
あと高音が微妙に違うかなあ。

次に192kbpsとwavにチャレンジしましたが、やはり難しい。
何回も聞き比べて良いと思った方をwavだとしましたが、違いは良くわかりません。
Lithiumでハズレが3、当たりが2、5回やって疲れたから止めました。

結果として、俺は128kbpsと192kbpsの違いは認識できることが分りました。
ただ、絶対に当ててやるぞ!と気合を入れて、かつてないほど神経を集中させて聞いた結果ですからねぇ、音量も大きめに。
しかもボタン1つで192kbpsと128kbpsを切り替えられるわけだから違いを見つけやすい。

普段のようにBGMとして聞いてて気がつくほど違うのかと言われれば、否定せざるをえない。
だから俺にとって128kbpsでも充分だろうと思いましたが、”違いが分る”という事実が判明したからには128kbpsを止めたくなるのが俺の性格。

取り敢えず一般的な192kbpsで実験したけど、固定ビットレートは最近のlameで推奨されていないみたい。
実際は可変型ビットレート(VBR)が主流のようなので、今後はそれにしようかと。
V2かV3のどちらにしようか迷ったけど、”思い込み”によりV2に決定。

192kbpsとV2とV3の聞き分けはテストしていません、どうせ無理だから(苦笑)。
ABXテストはとても疲れるし面倒だからもうやりたくない・・・

それにしても、MP3を全て作り直すとなると莫大な時間と手間がかかるわけで・・・
Something In The WayとEndless Namelessをどうやって2曲に分けたかなんて忘れているわけで・・・
1年以上かかるなこりゃ。

コメント

  1. pignic より:

    128と192とでは残響というか響きが違いますよね。でも私も192とwavはヘッドフォンで滅茶苦茶集中して聞いて8回中6回なんでわかってないって思いました(笑)。

    でも128と192は相対的になら判断できるものの、絶対的に判断できるラインなんて私の場合は64以上か否かです・・・・。

    うちの彼氏はいつも512MBしかない携帯プレイヤーに256kbpsのを詰め込んでて、無意味だと言ってるのにやめないんでここで知ったABXテストをやらせたら改心して128にすることにしたので役に立ちました。って、私には何の得もないんですが(笑)。

  2. Hyottoko より:

    ABXテストが役に立ちましたか!

    “思い込み”でビットレートを決めるのは否定しませんが、彼氏さんのように極端な場合は口出ししたくなりますね。

    中には320kbps以外は認めない人や圧縮音源を全否定する人もいるようですが、ABXテストをやって恥をかくなよ!って言いたい気もします。

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