再考:Faith No Moreのジム・マーティン

コンニチハ、Hyottokoです。
実を言いますと義理人情でいまだにロッキングオンを買い続けているんですが、長いこと渋松対談が掲載されていません。
完全に終わってしまったのでしょうか。

1か月以上も前ですがFaith No Moreのページの修正が終わりました。

たいていの場合はこのようにブログやTwitterで宣伝するとアクセス数が増えるんですけど、Faith No Moreは思ったよりも増えません。
やはり日本では人気がないんですかねえ。
私は去年の来日公演には行かなかったのですが、入場者数はどうだったのでしょうか。

Angel Dustというアルバムは歴史的名盤なので知らない人にはぜひ聞いてもらいたいです。
MFSL盤化もされましたしね。

Angel Dust以降はダメになったというイメージでしたが、次のKing For A Day, Fool For A Lifetimeをあらためて聞いてみると結構良いんですよねえ。
ただ解散前のAlbum of the Yearはダメです。
他のアルバムは古臭さを感じる瞬間はあれど、後に出てきたFaith No More影響下のバンドの音に埋もれてしまうほど没個性ではないんですが、Album of the Yearだけはフォロワーに負けているという印象です。

話しを少し巻き戻しまして、Angel Dust期に在籍していたギタリストのジム・マーティンですが、Angel Dust期には他のメンバーと折り合いが悪くなっており、ツアー終了後にクビになってしまいました。
バンド内でのイジメについてはKing For A Day, Fool For A Lifetimeのライナーに書かれていますし音楽雑誌でも目にした記憶があります。

ステージ上でピックを取り上げられたりミキシングスタジオで蚊帳の外だったりギターパートが削られたり。

最高傑作時のギタリストということで、ジムがバンドをクビになってからFaith No Moreは失速していったというイメージを持っていました。

Angel Dustのクレジット上ではKindergartenとJizzlobberしか彼の名前はありません。
スタジオでの孤立を考えるとアレンジやミックスで存在感を示したとも思えません。
ギターパートを削られたと不満を漏らしたこともありましたし。

まあ貢献度がどれくらいだったかなんて当事者しかわからないんでしょうが、ひょっとしてギターを弾いただけかもしれませんね。

ただそれがすごい貢献度だと思うんですよね。
Angel Dustのギターは本当に素晴らしいと思います。
古典的なメタルを土台とした素晴らしいフレーズがたくさんあります。

ギターパートだけ聞いていても飽きませんし。
ただ、ジムは音を削られたことに不満を漏らしたこともありますが、私としては絶妙なバランスだと思うんでジムの不満は的外れだと思いますし、、ジムが嫌いだから音を削ったとは思えませんし、まあ誰だって自分のパートの音を削られたら不満でしょうね。

まあそういうわけで、ジムの貢献度は当事者しかわからないでしょうが、私は大きかったと思います。
でも、もしAngel Dustの次のアルバムでもジムがプレイしていたら傑作が生まれたかと思うかと聞かれたら微妙です。
マンネリ化していたかもしれませんし。

ジムのように古典的なメタルよりもスラッシュメタル寄りのギタリストを入れて新しい世界に踏み入ったKing For A Day, Fool For A Lifetimeは良作でしたし。

再結成のニュースを聞いたとき、ジムがいないと知ってガッカリした記憶がありますが、Angel Dust後のギタリスト交代は必要なことだったのかなあと思いました。

かなりマニアックな内容になってしまいましたが今日はここまでです。

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