日本マドンナは良いバンドでした

去年辺りからでしょうか、日本のバンドを聞く機会が多くなりました。

理由は、現在のロックはネタ切れで、知らないバンドの音を聞いてもどこかで聞いたことある音だというのが多いんで、だったら貸しがダイレクトに分かる日本のバンドを掘り下げた方が面白いのではないかと思ったからです。

まあサイトやこのブログを見に来るような方々の多くは、興味をそそられない話題かもしれません。

今日は日本マドンナというバンドの話題です。
依然書いた赤い疑惑というバンドほどはマニアックではないです。
赤い疑惑の「オレ達は日本で生きてる」は最高だと思うんですが反応はイマイチだったかな?

「良いバンドでした」っていうのは、もう日本マドンナは解散してしまっているからです。
ちょうど去年の春ですかねえ。

このバンドのサウンドは単純パンク、歌詞も難解な表現が少なくて理解しやすい反逆的なものです。

初期衝動で突っ走るストレートな正統派パンクバンドです。
こういう反逆的なバンドは最高です。

日本マドンナ Wikipedia

結局、ミニアルバムを3枚しかリリースしていません。
一番良いのは最後の「バンドやめろ」かなあ。

「死ねと言われて安心した」、「お前を墓場にぶち込みたい」、「どうせ血と骨と肉のかたまり」の3曲は名曲だと思うんですが、残念ながらYou Tubeにないんで紹介できません。
代わりに下の3曲を。

メディアダンス


メディア批判です。
「みんな悪口が大好き」ですからね。

田舎に暮らしたい


これは1stの卒業制作に収録されています。
「都会は流行を気取るバカモノが多い」ですからね。

バンドやめろ


対バンした人に「君たちさー、そんな音楽やっててー、親に申し訳ないと思わないの?」と言われたのは実話だそうです。

他にも「村上春樹つまらない」とか「汚したい」、「私は脳内殺人犯懲役死刑」とか良い曲があります。
興味が湧いた方は是非。

解散理由は公にされていないようです。
初期衝動で疾走し、燃え尽きてしまったなら潔いと思います。

優等生的インディバンドばかりで、ロックが反逆の文化から単なる音楽になってしまった気がする今日のこの頃ですが、こういうバンドが出現し、注目されると良いですね。

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