インディバントと幼児愛系アイドルグループの両立

コンニチハ、スティーヴ・アルビニです。

パンクが始まった当初は、パンクバンドとファンはひとつのコミュニティを形成しているような感覚があったし、彼らは「自分たちは主流派とは違うんだ。」とメインストリームから距離を置く点に自分たちのアイデンティティを見出していた。

それが今ではそれぞれの音楽の聞き手の間にも差がなくなってきたし、バンドやミュージシャンの方でも自分達がメインストリームから乖離しているとは必ずしも感じていないんじゃないかな。(アメリカンオルタナティヴロック特選ガイドより)

インディからインディらしくないバンドが沢山出てくるようになって久しいですが、最近強く思うのはインディと日本の幼児愛系アイドルグループを両立させている人って私の想像以上に多くなったということです。
例えばDirty Projectorsも好きだけどA○B○8も好きで良く聞きますって人々のことです。


どうしてそう思うかというと、例えばamazon辺りでアルバムのレビューを読んでいて、これを書いた人は他に何のレビューを書いているのだろうと思って見てみるとS○B4○とか。
他にもネットでいろいろなページを見ているとそう思うことが多いです。

先日、そういうことをTwitterでつぶやいてみたところ、私のように「その2つを両立」とかそういう発想が気持ち悪いというご指摘もあったんですが、昔じゃあ考えられなかったことですからねえ。

昔はメインストリーム(チャートの上位に入るような主流)を否定するような考え方が強かったですし、だからオルタナティヴ(反主流)という概念が生まれてきたわけで。
それに商業主義を嫌う精神もありましたんで、そういうアイドルなんて言語道断でした。

ですからオルタナとアイドルが好きなんていう人はいませんでしたし、仮にいたとしても言い出し難い雰囲気はありました。
隠れキリシタンみたいな。
オルタナだけでなくメタルが好きな人も、アイドルが好きという人はまずいませんでした。

だからインディとアイドルを両立させている人が増え、平気でそれを公言している人が多い現状を目にすると、時代は変わったなあと思ってしまうわけです。
メインストリーム(主流)を否定するオルタナティヴ(反主流)という概念もなくなってしまいましたし、メジャーと反対語のような存在だったインディという言葉の意味も形骸化してしまったと思います。

もうロックは青臭い反逆的なカウンターカルチャーとして機能することはないのかと思ってしまいます。

それにしても、「日本のセックス産業は幼児愛」といったコートニー・ラブは本当に正しいと思いますよ。
WOWOWで放送されていたサマソニを少し見ていたんですが、も○ク○というスクール水着のような衣装を着た10代らしき女の子のグループのステージを見るとそう思います。

日本はロリコン大国なんだと。
最近は変な事件も多いですし。

私が高校生だった頃にもSPEEDというグループがいましたけどねえ。
確かメンバーが小学生とか中学生だったんで、高校生の私にとってもこれはヤバいんじゃないかという感覚はありましたし、友達連中とSPEEDが好きなヤツは危ないとかふざけて言い合っていた記憶があります。
クラスには好きなヤツもいましたけどね。

私にとってはインディバンドと幼児愛系アイドルグループの両立は奇妙に見えるということで。
元々は相容れないものだったわけですから。

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