The Stone Roses 20th Anniversary Collectors Editionとリマスターの感想と再結成について

コンニチハ、Stone Rosesのイアン・ブラウンです。

世界で最も不快極まりないビジネスの中で10年間を過ごしてきて、ストーン・ローゼスの終焉を宣言することは喜びだ。
これまで俺達に愛と支援を与えてくれた全ての人々に神のご加護があることを祈っている。
特に俺たちを送り出してくれたマンチェスターの人々には感謝している。
全ての人が平和でありますように。(クロスビート1997年1月号より)

これはStone Roses解散時の公式声明です。
これだけだと解散理由は全くわからないんですが、まあ一般的には人間関係の悪化といわれています。

解散後、ジョンはドラマーのレニが脱退してから均衡が崩れたようなことを言っていましたし、イアンはレニについて、ドラムループを使用してアルバムを作っていたら、レニが「俺は何でここにいるんだ」ということになったと言ったこともあります。
つまりドラマーの俺がいるのに何で機械のドラムを使うんだ!と。

去年の再結成はビッグニュースでしたが、まあいろいろ思うことがある方は多いでしょうか。


クロスビートには再結成に否定的な考えを書いていたジャーナリストの方もいたような記憶があります。
まあ再結成には良い面と悪い面がありますからねえ。
個人的には複雑な思いが交錯しております。

そりゃあ私自身も見てみたいです。
解散前から名前は知っていましたが、本格的に聞いたのは解散後ですから。
でもフジロックは気軽に一人で行けるような場ではなさそうですから、まずは連れて行ってくれる人を募集しましょうw

ですがStone Roses再結成といわれても、何だかなあと思う自分もいるわけで。
再結成の賛否は難しいです。

前回書いたように、「ひとつの音楽に支配されることはない」ような状況ですが、再結成Stone Rosesのチケットが瞬間的に売り切れるところを見ると、何万人もをひとつに束ねることができるようなバンドが求められているのかなあとも思ったり。
今のバンドにそれができないから、昔の年寄り再結成バンドがその役割を担うという…。
チケット買ったのは年寄りだけじゃなくて、今の若者も多いでしょうし。

話は少し変わって、今更ながら2009年にリリースされたThe Stone Roses 20th Anniversary Collectors Editionをゲットしましたのでその紹介でも。

Stone Roses 20th Anniversary Collectors Editionの写真

CD3枚、DVD1枚、アナログ3枚、その他ブックレット等が入っているため、写真の通りデカいし厚いです。
ボックスの他に写っているのは通常盤と10周年記念盤。

詳しくはザ・ストーン・ローゼズのデビュー作が発売20周年記念版で再登場!豪華ボックス仕様もありでも見てください。

当時のプロデューサーとイアンが自ら施したリマスターの感想ですが、従来のCDとリマスターCDを聞き比べると音圧だけじゃなく音質もかなり改善されています。
といっても低音を強くしただけなんでしょうが、それが功を奏してぶ厚い音に生まれ変わっております。

音圧を上げたといっても音が飛んでくるようなキンキンサウンドではないですし、寧ろキンキンサウンドなのは従来のCDです。
リマスター盤は恐らく海苔波形化していると思いますが、音って波形だけでは判断できないということを再認識しました。

まあ正直言って音が割れているような気がしないんでもないですが、このリマスターCDは結構気に入っています。

リマスターされたアナログレコードはリマスターCDよりも篭った音になるので、更に良い感じです。

というわけで、最も気に入っているのはリマスターレコード、次がリマスターCD、最後に従来盤という順番です。
Stone Rosesの従来のアナログ盤の音は、入手が難しくて持っていないんで何とも言えません。
シングル盤は、たまに中古で見かけるんですが、結構な値がついているからなあ…。

コメント

  1. ぺとろ より:

    以前もコメントしたような気がするのですが、その際の自分の名前を失念してしまったので初めましてと言っておきます。hyottokoさんこんばんは。いつもブログを楽しく読ませてもらってます。

    ローゼズ再結成は個人的には朗報でした。今年はATDI再結成、ビーチボーイズのツアーと新作などもあって過去のバンドが活発な気がします。ファンとしては嬉しい限りです。
    ローゼズに釣られて自分もフジロック初参加を考えていますが、思っていたほどハードルは高くなさそうです。当方新潟隣県の大学生ですが、フジに毎年参加している友達の話など聞いてみると、予約していなくても当日に利用できる駐車場などもあるにはあるそうで、日帰りならさほど周到な準備は必要ないのだとか。hyottokoさんは都内在住のようですしお仕事のご都合などあるでしょうから一概には言えませんが、車での強行軍で当日出発し、夜帰ってくるなどの手段はありそうです。

    リマスターに関しては音圧以外の点もかなりいいですよね。個人的にはshe bangs the drumsの冒頭、ドラムのハイハットがすごく鮮明になっていて感動しました。89年のプロダクションはよくも悪くも霧がかかったようなぼんやりした音作りでしたが、リマスター盤はくっきりしていて、今の耳で聴くとこっちのほうが断然好みです。

    長々と失礼しました

  2. Hyottoko より:

    音が大きくなると、音質までクリアになったと勘違いしやすいんで、Foobar2000のReplaygainを使用したABXテストで聞き比べてみると良いと思います。

    フジロックの強行日帰りは良いアイデアですね。
    今まであんまり深く考えたことありませんでした。
    ご指摘ありがとうございます。
    いろいろ日帰りについて研究してみます。

    それにしても東京から苗場までは本当に遠いです…

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