SoundgardenのTelephantasmのレコードは欠陥品なのか?

コンニチハ、Soundgardenのキム・セイルです。

今後はSoundgardenのアルバムを製作する可能性がありますが、今はなんとも言えません。
ライヴアルバムとB-Sidesのリリースする計画があります。

1ヶ月以上も前に報道されたニュースです。
サウンドガーデン、ニュー・アルバム制作の可能性も

ニューアルバムよりもライヴアルバムとB-Sidesに期待してしまうんですがw

以前、SoundgardenのTelephantasmのSuper Deluxe Editonを写真で紹介で紹介したTelephantasmですが、最近このアナログレコードは欠陥品なんじゃないかと思うことが2箇所ほどありました。


まずBlack Hole Sunのハイハットかシンバルの音が明らかに変です。
つぶれちゃってるっていうかね。
一度気になっちゃたらもう聞いていられません。
CDの方は普通なんですけどね。

あとは、このアナログレコードは当たり前のことですけどステレオ、2chです。
ステレオを知らない人はさすがにいないと思いますので説明は省略。

TelephantasmのアナログレコードはCDと比べると、左右のチャンネルが完全に逆です。
CDでは右のスピーカーからしか聞こえない音が、レコードの場合は左から聞こえます。
Black Hole SunやFell On Black Daysのイントロのギターなんかはわかりやすいです。
レコード持っている人は試してみてください。

オリジナルと同じなのはCDの方です。
ですからレコードの方がおかしいということになります。

最初は私が配線を間違ったのかと思いましたが、他のレコードは左右逆じゃないんですよねえ…。

これは意図的に悪ふざけでやったのでしょうか?
単なるミスとしか思えないなあ。

TelephantasmのマスタリングはBob Ludwigという有名なエンジニアの方が担当したんですが、彼の作業に問題があったのでしょうか?
何はともあれ非常に残念です。
ハイハットの音が変なら気づくだろ!って感じです。

まあTelephantasmのマスタリングには賛否両論あるようです。
特にインディ時代の曲はミックスからやり直したんじゃないかと思うほど迫力が出ていたり、各楽器の音がクリアーになっています。

Louder Than Loveの曲でいえば、オリジナルUK盤のレコードよりも迫力もありますしクリアーです。

ただ、こういう大幅に変えてしまうリマスターはいかがなものかという意見もあります。
私はオリジナル嗜好を気取っていますけどw、明らかに良くなったリマスターを完全否定はできません。
難しい問題です。

Soundgardenのオフィシャルサイトのフォーラムやamazon.comの英語のレビューなんかでは、Loudness Warに屈した最悪の音みたいに演説している方もいます。

Loudness Warとは、音圧戦争です。
つまり、去年の秋ごろにこのブログでさんざん取り上げた音圧至上主義とかそういう話です。

まあそんなわけで、Telephantasmの音質に関しては評価が分かれているようです。
コレクターアイテムとしては最高なんですけどね。
カラーレコードは格好良いです。

私としてはリマスター後の音質はともかく、Black Hole Sunのハイハットの音と、全ての曲で左右のチャンネルが逆なのに気づいてから、細かいことですけどなんか嫌な感じなんであんまり積極的に聞くのはやめようかと思い始めたということで、今日は終了です。

コメント

  1. kaolly より:

    お久しぶりです、そしてあけましておめでとうございます(遅!)

    なんと衝撃的な告発。>アナログチャンネルが左右逆。ありえへーん!
    実はアナログを再生する環境がないのでまだ聴いてないんです!
    しかしその話を読んで、アナログ環境を早急に整える必要を感じてきました…
    CDと音が違うというのも解せない話ですね。(ハイハット…)

    リマスタはモノによる派でして、今回のは私はジミにいい仕事かなあと思ってます。
    インディ時代のは荒さは残っているし、アルバム自体が音圧を重視した作りのもあるんでそこらはちゃんとバランスよく上げてくれたなと。

    しかしアナログでそういったポカをしているとしたら、それも意味ないですねえ…
    ちょっと調べてみようかなぁ。

  2. Hyottoko より:

    お久しぶりです。
    数年ぐらい前からレコードとか音質関連でウンチクを語るようになりましたw

    自分の配線ミスだったらどうしよう…と不安になってしまいますがw、昼休みに前回紹介したDown On The Upsideのオリジナルレコードから作ったMP3とTelephantasmのレコードから作ったMP3とTelephantasmのCDから作ったMP3を、Burden in my handで聞き比べてみましたが、Telephantasmのレコードだけやっぱり左右逆です。

    イントロのハイハットの音は片方のヘッドホンからしか出ていないんですぐわかりました。

    レコードは良いですよ!
    カートリッジを変えられるプレーヤーがオススメです。

    Soundgardenは全アルバムでアナログレコーディングなんでアナログで聞くのが良いと思います。
    Telephantasmもレコードの方が高音がキンキンしていませんし、ぶ厚い低音が楽しめます。

    レコードで最も音が良いとされるのはオリジナル盤(書籍でいうところの第一版)なんですが、Soundgardenのはやっと2枚見つけました。
    あんまり中古市場でも出ないんですよ・・・。

    レコードやリマスターとか音圧至上主義の話は長くなるので、この辺で止めておきますw

  3. りさぶ~ より:

    左右逆って事は、じゃあプレーヤーとスピーカーに背を向けて聴いたら普通に聞こえるんじゃないの?と思ったけど違うのかしらね。w

    私は重低音が大好きだから、いつかサウガーのレコード盤を聴いてみたいなぁ!感動しちゃうかもしれない!

  4. Hyottoko より:

    左右逆でも音のバランスがおかしいわけじゃないから、普通に聞けるよ。
    気づかない人も多いようだし、俺も最近まで気づかなかった。

    本当は自分の部屋にウーハーを置いてズンドコ鳴らしたいんだけど、さすがに苦情がきそうだからw
    ウチのマンションの前のバーは毎晩ズンドコうるさいんだけど。

  5. より:

    こんにちは。お久しぶりです。
    レコードはレコード針が手に入らなくて
    まだ聴いてないんですがショックです。そんなことがあるとはw
    レコード針が手に入りしだい聴いてみます。
    ところで去年こんなものが出ていました。7インチです。
    先日気が付いてディスクユニオンで注文したところ届きました。

    SOUNDGARDEN サウンドガーデン / TELEPHANTASM
    A&M / US / 7″ / 04IA24767 / 2010年11月26日 / 1,000円(税込)
    http://diskunion.net/portal/ct/list/0/708761

  6. Hyottoko より:

    レコード針ですか!
    針だと型が合うかどうかなど、いろいろ面倒ですから、カートリッジが交換できるプレーヤーがオススメです、って別にプレーヤー買うわけじゃないんですよねw

    まあ左右が逆ってだけで、それを気にしなければ何の問題もないですから大丈夫です。
    シンバルの音はBirth Ritualでもおかしいと思いますが…

    その7インチはアメリカのRecord Store Dayで売られていたものなんですね。
    日本に入ってきているとは知りませんでした。
    教えて下さってありがとうございます。

  7. より:

    なるほど。カートリッジですか。
    最近レコード針が手に入りづらくなってきたので
    新しいプレーヤーの購入を考えていました。
    アドバイスありがとうございます。ヨドバシに行っていろいろ見てみます。

  8. Hyottoko より:

    ただカートリッジが交換できるタイプは高価なのが多いですし、手間もかかるのが欠点です。
    一番手軽なのはDennonのDR-300Fかなあ。
    オートですしフォノイコライザーも内蔵されていますし。

    自分はDP-500Mです。
    色々と検討してみて下さい。

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