スニーカーで有名なコンバースがレーベルを設立するそうです

コンニチハ、Ministryのアル・ジュールゲンセンです。

いいレーベル悪いレーベルなんてものは無い。
俺たちは生活のために彼らを利用する。
ただし妥協はしない。
どんな音楽をどうやって作れとか、どういうジャケットにしろとか、どうマーケティングしろだとか、一切言わせない。

その代わり、莫大な額の前払い金は受け取らない。
例えば、ナイン・インチ・ネイルズなんかにはアルバム毎に300万ドル支払われている。
なぜなら、それだけの金を受け取ってしまえば、完全に支払った側の所有物になるからだよ。

誰かが300万ドルくれたら、それ相応のことをして返すのが義理というもんだろ。
それだけ投資されたわけだから、投資した側のルールに従うしかない。
俺たちは、そういう類の金を取っていないからこそ、自由でいられるんだ。(ロッキングオン1996年3月号から引用)

スニーカーで有名なコンバースがレコードレーベルを設立するそうです。
ロッキングオン内はリンクフリーじゃないのでURL紹介。
Twitterと、はてBのアイコンはあるんですがね…。

コンバースがレコード・レーベルに – 中村明美の「ニューヨーク通信」
ttp://ro69.jp/blog/nakamura/41562


このニュースによると、コンバースは今をときめくブルックリンにスタジオを建設中で、バンドはそのスタジオで無料でレコーディングし、原盤権はバンドがそのまま保持というシステムでアルバムをリリースするらしいです。

ブルックリンにトドメを刺すような出来事だと思ってしまうのは私だけでしょうかw

中村さんもこのことは懐疑的に捉えているような印象を受けますが、「企業の最終的な目的は、レコードを売ることじゃなくて、当然もっとコンバースを売ることだということ。」ですからねえ。

まあ前金として300万ドルも支払わないとは思いますけどw、スタジオを建設してタダで使わせたりと、結構な額を投資しているようですからねえ。

「バンドメンバー全員コンバースを着用せねばならない。」とかいう契約条項もあるのでしょうか?
ライヴで全員コンバースだったら笑ってしまいますよね。

まあメインストリームでみんなが憧れるミュージシャンの外見は金のなる木ですからねえ。
グランジファッションもそうですが、最近はジョン・フルシアンテのファッションを調べている人が多いようですし。

メジャーレーベルからリリースするより、企業スポンサーでリリースした方がバンドに(音楽制作などのクリエイティヴな面で)自由があるといったことが書かれていますが、どうもネガティヴに考えてしまいます。

賢く企業を利用するどころか、どーせコンバースの利益になるように音楽性にもあれこれ口を出されて、バンドが妥協するハメになるんじゃないかと。
おいしい話には裏があるってことです。

それにしても、どういうバンドが出てくるんですかねえ?
単なる80年代リバイバルバンドだったら笑いが止まらんぞ。

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